入母屋(本殿)
今回も静岡県静岡市の静岡浅間神社について。 その1では総門について、 その2では楼門について、 その3では舞殿、拝殿、本殿について述べました。 当記事では少彦名神社、八千戈神社などについて述べます。 少彦名神社 楼門を出て境内北側の区画へ行くと、駐…
今回も群馬県高崎市の八幡八幡宮について。 前編では神門や鐘楼などについて述べました。 当記事では、主要な社殿の拝殿・幣殿・本殿と、天満宮などの境内社について述べます。 拝殿・幣殿・本殿 境内の中心部には、拝殿・幣殿・本殿が1棟になった権現造のような社…
今回も京都府京都市の八坂神社について。 その1では南楼門と舞殿などについて述べました。 当記事では本殿について述べます。 本殿 舞殿の先には、巨大な本殿が鎮座しています。 祭神はスサノオ(牛頭天王)、稲田姫(頗梨采女)、八柱御子神(八王子神)。 桁行7…
今回は山梨県甲州市の雀宮神社(すずめみや/すずめのみや-)について。 雀宮神社は勝沼地区の果樹園が広がる地帯に鎮座しています。 創建は不明。社伝によると610年(推古天皇十年)、天橋立から祭神を勧請したらしく、古くは橋立明神と呼ばれたようです。当初は…
今回は山梨県甲州市の三島神社(みしま-)について。 三島神社(三嶋神社)は国号20号沿線の集落に鎮座しています。 創建は不明。社伝によると1703年(元禄十六年)に伊豆の三島大社(三島市)を勧請し、当地の氏神としたのがはじまりのようです。江戸後期には、現在…
今回も京都府京都市の北野天満宮について。 その1では参道と楼門について述べました。 当記事では中門、本殿などの主要な社殿について述べます。 中門(三光門) 山門から摂社のあいだを通り、境内の中心部へ向かうと中門(ちゅうもん)があります。 中門は、一…
今回も京都府京都市の今宮神社について。 前編では楼門などについて述べました。 当記事では拝殿、本殿、若宮社などについて述べます。 拝殿、幣殿、本殿 楼門の先には拝殿が鎮座しています。 桁行3間・梁間3間、入母屋、銅板葺。 1694年(元禄七年)造営、1846…
今回も茨城県鹿嶋市の鹿島神宮について。 前編では楼門や本殿について述べました。 当記事では仮殿や奥宮などについて述べます。 仮殿 本殿のはす向かいには、仮殿(かりどの)が南面しています。 桁行3間・梁間2間、三間社入母屋、向拝1間、檜皮葺。 本殿など…
今回は千葉県栄町の大鷲神社(おおわし-)について。 大鷲神社は安食地区の住宅地に鎮座しています。 創建は不明。社伝によると、ヤマトタケルが東征の折に当地に旗を立てた旧跡とのこと。近世より前の沿革は不明。江戸時代初期には春日局の崇敬を受け、子の竹…
今回は東京都台東区の上野東照宮(うえの とうしょうぐう)について。 上野東照宮は上野公園の一画に鎮座しています。正式名称は東照宮。 創建は1627年(寛永四年)。徳川家康の遺命を受けた天海と藤堂高虎が、藤堂家の敷地内に東照宮を祀ったのがはじまりとされ…
今回は岐阜県垂井町の南宮大社(なんぐう たいしゃ)について。 南宮大社は垂井町の南西部の山のふもとに鎮座する美濃国一宮です。 創建は不明。社伝によると、10代・崇神天皇の時代の創建とのこと。『延喜式』には美濃国一宮の「仲山金山彦神社」と記載され、…
今回は愛知県西尾市吉良町(きらちょう)の幡頭神社(はず-)について。 幡頭神社は吉良町地区の海岸の高台に鎮座しています。 創建は不明。社伝によると、東征の途上で亡くなった建稲種命(当社の主祭神)の遺体が当地に流れ着き、住人がそれを弔って祀ったのが始…
今回は青森県弘前市の青森県護国神社(あおもりけん ごこく-)と東照宮本殿(とうしょうぐう ほんでん)について。 青森県護国神社(弘前公園) 所在地:〒036-8356青森県弘前市下白銀町1-3(地図) 青森県護国神社(あおもりけん ごこく-)は弘前城内の弘前公園に鎮座…
今回は奈良県桜井市の大神神社(おおみわ-)について。 大神神社は市の北東部の山際に鎮座する大和国一宮です。 創建は『日本書紀』によると第10代・崇神天皇の時代で、日本最古の神社のひとつ。創建以来、朝廷から篤い信仰を受け、平安時代の『延喜式』では名…
今回は奈良県奈良市の手向山八幡宮(たむけやま はちまんぐう)について。 手向山八幡宮は奈良公園の一角、東大寺の南東に鎮座しています。 創建は749年(天平勝宝元年)。東大寺の鎮守として宇佐神宮から勧請されたのがはじまりで、当初は平城宮の南に鎮座して…
今回は大阪府河内長野市の烏帽子形八幡神社(えぼしがた はちまん-)について。 烏帽子形八幡神社は市街地南側の烏帽子形公園のある丘陵に鎮座しています。 創建は不明。社伝によると南北朝時代で、楠木正成の築城した烏帽子形城の鎮守として祭祀されたのが始…
今回は滋賀県野洲市の御上神社(みかみ-)について。 御上神社は国道8号沿線の三上地区に鎮座しています。 創建は孝霊天皇(7代天皇)の時代とされ、近隣にある三上山を神体として祀ったのが始まりとされています。平安期には藤原不比等によって現在地に社殿が建…
今回は滋賀県野洲市の大笹原神社(おおささはら-)について。 大笹原神社は市東部の山際に鎮座しています。 創建は社伝によれば986年(寛和2年)。1414年に岩倉城主・馬淵定信によって社殿が再建され、これが現在の社殿となっています。 本殿は国宝に指定されてい…
今回は山梨県甲府市の佐久神社(さく-)について。 佐久神社は甲府南ICの近くの農地に鎮座しています。 創建は崇神天皇の時代(紀元前100年頃)とされ、かつて湖だったという甲府盆地の岸を開削し、富士川へ水を流して広大な平地を開拓した蹴裂伝説が由来とのこ…
今回は山梨県富士河口湖町の妙法寺(みょうほうじ)について。 妙法寺は河口湖の南岸に鎮座している法華宗本門流の寺院です。山号は蓮華山。 創建は1269年(文永6年)で、日蓮によって開かれた法華堂が起源とのこと。何度かの移転を経て1559年に現在地に再興され…
今回も山梨県富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社について。 その1ではアクセス情報およびに参道と福地八幡社について、 その2では隨神門、神楽殿、手水舎、拝殿について述べました。 当記事では本殿、東宮本殿、西宮本殿、諏訪神社について述べます。 本殿 拝…
今回は長野県伊那市の熱田神社(あつた-)について。 熱田神社は伊那市郊外にある旧長谷村の集落に鎮座しています。 創建については詳細不明ですが、熱田神宮(名古屋市)から勧請されたのがはじまりとのこと。境内は村の鎮守として標準的な規模ですが、江戸中期…
今回は愛知県岡崎市の滝山東照宮(たきさん とうしょうぐう)について。 滝山東照宮(瀧山東照宮)は岡崎市北部の山間に、滝山寺と隣接して鎮座しています。 創建は1646年(正保三年)。徳川家康は岡崎の生まれで滝山寺をよく訪れていたことから、3代将軍・家光の命…
今回は新潟県柏崎市の番神堂(ばんじんどう)について。 番神堂は柏崎市の海岸沿いの住宅地に鎮座している神仏習合の堂で、同市内にある日蓮宗・妙行寺の境外社(境外仏堂)になります。 創建は鎌倉時代で、佐渡に流されていた日蓮が嵐に遭いながらも当地に上陸し…
今回は新潟県糸魚川市の天津神社(あまつ-)について。 天津神社は糸魚川市の中心市街地に鎮座しています。 創建は景行天皇の時代といわれる古社。彌彦神社(弥彦村)や居多神社(上越市)とともに越後国一宮を称し、式内社の可能性がある神社(式内論社)です。また…
今回は岐阜県恵那市の武並神社(たけなみ-)について。 武並神社は国道19号沿線の住宅地に鎮座しています。 創建は伝承によると1220年(承久二年)。当地を領する新田四郎左衛門義晴とその息子の新田淡路守義綱が、鎌倉幕府の将軍3代(源頼朝・頼家・実朝)の像を当…
今回は山梨県甲州市の金井加里神社(かないかり-)について。 金井加里神社は甲州市の山間にある重伝建・上条集落の近くに鎮座しています。 創建は不詳で、社伝によれば室町後期からの歴史があるとのこと。現在の社殿は江戸初期に造られたもので、特に本殿は檜…
今回は山梨県都留市川茂(かわも)の諏訪神社(すわ-)について。 諏訪神社(川茂)は都留市街の北にある住宅地に鎮座しています。 最大の見どころである本殿は、江戸後期に特有の彫刻まみれの入母屋。これだけだと近辺の神社と大差ないのですが、木鼻の使いかたが…
今回も静岡県の超メジャー観光地ということで、久能山東照宮について。 前回の記事(前編)では、参道とその他の社殿について述べました。 当記事では久能山東照宮の中枢である国宝の拝殿・幣殿・本殿と、境内の最奥に鎮座する徳川家康の墓(神廟)について解説い…
今回は静岡県の超メジャー観光地ということで、御穂神社(みほ-)について。 御穂神社は駿河湾に突き出した三保半島に鎮座しています。 式内社であるだけでなく、世界遺産・富士山の構成資産「三保の松原」(みほのまつばら)として御穂神社も登録されています。 …