甲信寺社宝鑑

甲信地方の寺院・神社建築を語る雑記。

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【宇治市】萬福寺 その4 開山堂

今回も京都府宇治市の萬福寺について。 その1では総門と三門について、 その2では天王殿と大雄宝殿について、 その3では法堂について述べました。 当記事では、開山堂と境内北側の塔頭について述べます。 鎮守社と連灯堂 天王殿向かって左手前には、鎮守社(…

【宇治市】萬福寺 その3 法堂

今回も京都府宇治市の萬福寺について。 その1では総門、三門について、 その2では天王殿、大雄宝殿について述べました。 当記事では法堂とその周辺の伽藍について述べます。 法堂 大雄宝殿の後方には法堂(はっとう)が鎮座しています。 桁行5間・梁間6間、入母…

【宇治市】萬福寺 その2 天王殿、大雄宝殿

今回も京都府宇治市の萬福寺について。 その1では総門と三門について述べました。 当記事では天王殿と大雄宝殿などについて述べます。 天王殿 三門をくぐって進むと、一段高い区画に天王殿が西面しています。 桁行5間・梁間3間、入母屋、本瓦葺。 1668年(寛文…

【宇治市】萬福寺 その1 総門、三門

今回は京都府宇治市の萬福寺(まんぷくじ)について。 萬福寺(万福寺)は市北部の住宅地に鎮座する黄檗宗の大本山です。山号は黄檗山。 創建は1661年(寛文元年)。開基は4代将軍徳川家綱、開山は明の禅僧・隠元隆琦。伽藍は明末期の技法を取り入れた大陸風の独特…

【小諸市】布引観音(釈尊寺) 後編 白山社、観音堂、宮殿

今回も長野県小諸市の布引観音について。 前編では仁王門、本堂などの伽藍について述べました。 当記事では白山社、観音堂、宮殿などの伽藍について述べます。 白山社 本堂から観音堂のほうへ進むと、岩陰に鎮守社の白山社が鎮座しています。 見世棚造、一間…

【魚津市】千光寺

今回は富山県魚津市の千光寺(せんこうじ)について。 千光寺は市東部の山際に鎮座していた真言宗の寺院です。山号は小川山。 創建は寺伝によると746年(天平十八年)で、行基によって開かれたらしいです。創建後の沿革は不明ですが、1362年に足利家の桃井直常の…

【立山町】雄山神社(中宮祈願殿)

今回は富山県立山町の雄山神社(おやま-)の中宮祈願殿(ちゅうぐうきがんでん)について。 雄山神社は立山の山中に鎮座する越中国一宮です。里宮(前立社壇)と山宮(峰本社)の中間に位置する中宮祈願殿は、芦峅寺地区の住宅地に鎮座しています。 雄山神社の創建や…

【南アルプス市】諏訪神社(上八田)と熊野神社(徳永)

今回は山梨県南アルプス市の諏訪神社(上八田)と熊野神社(徳永)について。 諏訪神社(上八田) 所在地:〒400-0215山梨県南アルプス市上八田473(地図) 諏訪神社(すわ-)は上八田(うえはった)地区の農村に鎮座しています。境内の北側には長谷寺が隣接しています。…

【北杜市】諏訪神社(白州町下教来石)

今回は山梨県北杜市白州町下教来石(はくしゅうまち しもきょうらいし)の諏訪神社(すわ-)について。 諏訪神社は白州町地区の国道20号沿線に鎮座しています。 創建および沿革は不明。当初はアマテラスを祀っていたようで、年代不明ですが諏訪大社(長野県諏訪市…

【一宮市】妙興寺 後編 山門と仏殿

今回も愛知県一宮市の妙興寺について。 前編では総門と勅使門について述べました。 当記事では山門、仏殿などについて述べます。 三門 勅使門の脇を通って境内の奥へ進むと、参道上に二重屋根の三門が建っています。 三間三戸、二重、楼門、入母屋、桟瓦葺。…

【一宮市】妙興寺 前編 総門と勅使門

今回は愛知県一宮市の妙興寺(みょうこうじ)について。 妙興寺は市南部の住宅地に鎮座する臨済宗妙心寺派の寺院です。山号は長嶋山。 創建は鎌倉時代。境内からは奈良時代の寺院の痕跡も検出されていますが、妙興寺との関連性はとくにないようです。妙興寺の…