静岡県
今回は静岡県湖西市の本興寺(ほんこうじ)について。 本興寺は浜名湖畔の市街地に鎮座する法華宗陣門流の東海本山です。山号は常霊山。 普門寺(愛知県豊橋市)の末寺であった薬師堂が前身で、行基による開基と伝えられています。現在の宗派・寺号となったのは南…
今回は静岡県磐田市の淡海国玉神社(おうみ くにたま-)について。 淡海国玉神社は磐田市街にある旧中仙道・見附宿に鎮座しています。 創建は不明。『延喜式』に記載された式内社のひとつで、平安期には確立されていたようです。以降、見附(磐田市見付)には国府…
今回は静岡県袋井市の可睡斎(かすいさい)について。 可睡斎は市東部の山間に鎮座している曹洞宗の寺院です。山号は萬松山、寺号は可睡斎。 同市の油山寺、尊永寺(法多山)とともに遠州三山のひとつに数えられます。 創建は室町前期の1401年(応永八年)に、禅僧…
今回は静岡県袋井市の尊永寺(そんえいじ)について。 尊永寺は市南東部に鎮座している高野山真言宗の別格本山です。山号および通称は法多山(はったさん)。 同市の油山寺、可睡斎とともに遠州三山のひとつに数えられます。 創建は寺伝によれば725年(神亀二年)…
今回は静岡県袋井市の油山寺(ゆさんじ)について。 油山寺は市北部の山間に鎮座する真言宗の寺院です。山号は医王山。 同市の尊永寺、可睡斎とともに遠州三山のひとつに数えられます。 創建は寺伝によれば701年(大宝元年)で、行基によって開かれたとのこと。…
今回は静岡県袋井市の冨士浅間宮(ふじ せんげんぐう)について。 冨士浅間宮は市の北東部の山際に鎮座しています。 創建は社伝によると桓武天皇の時代で、坂上田村麻呂が東征の帰りに当地へ浅間神を勧請したのがはじまりとのこと。室町期には足利氏や今川氏の…
今回は静岡県小山町の東口本宮冨士浅間神社(ひがしぐち ほんぐう ふじせんげん-)について。 東口本宮冨士浅間神社は山梨県・静岡県の境界近くに鎮座しています。別名は須走浅間神社(すばしり せんげん-)。 創建は平安初期、桓武天皇の時代に富士山が噴火し、…
今回は久能山東照宮の裏の見どころということで、小ネタ特集となります。 久能山東照宮には国宝の社殿をはじめ、多数の文化財がひしめく濃厚な境内となっているわけですが、裏の見どころとでも言うべき小ネタも非常に充実しています。 なので当記事ではそん…
今回も静岡県の超メジャー観光地ということで、久能山東照宮について。 前回の記事(前編)では、参道とその他の社殿について述べました。 当記事では久能山東照宮の中枢である国宝の拝殿・幣殿・本殿と、境内の最奥に鎮座する徳川家康の墓(神廟)について解説い…
今回は静岡県静岡市駿河区の久能山東照宮(くのうざん とうしょうぐう)について。 久能山東照宮は、静岡市の海岸近くにそびえる久能山に鎮座しています。 境内の最奥には徳川家康の霊廟があり、家康がこの地に葬られているため、徳川家の聖地とされています。…
今回は静岡県の観光地ということで、清水区草薙の草薙神社(くさなぎ-)について。 草薙神社は静岡市東部の山間の集落に鎮座しています。 延喜式内社に列する古社であり、祭神のヤマトタケルが火攻めに遭ったとき、天皇家の三種の神器の1つとされる天叢雲剣(あ…
今回は静岡浅間神社の後編ということで、神部神社・浅間神社の周辺にある多数の境内社をまわっていきます。 現地情報やアクセスについては下記リンクの前編をご参照ください。 【静岡市】静岡浅間神社 ~前編~(神部神社・浅間神社)
今回は静岡県静岡市の静岡浅間神社(しずおかせんげん-)について。 静岡浅間神社は静岡市の中心部にある賎機山(しずはたやま)のふもとに鎮座しており、「静岡浅間神社」3つの神社と神社4つの境内社の総称です。 式内社として長い歴史があるだけでなく、徳川氏…
今回は静岡県の超メジャー観光地ということで、御穂神社(みほ-)について。 御穂神社は駿河湾に突き出した三保半島に鎮座しています。 式内社であるだけでなく、世界遺産・富士山の構成資産「三保の松原」(みほのまつばら)として御穂神社も登録されています。 …
今回は静岡県のマイナー観光地ということで、清水区の豊積神社(とよづみ-)について。 豊積神社は静岡市郊外の国道1号沿線の集落の中に鎮座しています。 延期式内社にも指定されている駿河国二宮であり、非常に格式の高い古社となっています。境内はさほど広…
今回は静岡県のマイナー観光地ということで、清水区山切(やまきり)の久佐奈岐神社(くさなぎ-)について。 久佐奈岐神社は静岡市北東部の郊外にある集落の中に鎮座しています。 延喜式内社にも指定されている由緒正しい古社であり、ヤマトタケルの東征にまつわ…
今回も静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社について。 前編では随神門や拝殿などについて述べました。 当記事では国重文の本殿や湧玉池周辺について述べます。 本殿 拝殿の後方には幣殿(写真中央右の低い棟)がつづき、その奥に独特な外観の本殿が高々とそび…