宝形
兵庫県加古川市 鶴林寺(かくりんじ) 2025/05/01撮影 その1では仁王門、三重塔について、 その2では行者堂、常行堂、本堂について述べました。 当記事では、太子堂、鐘楼、護摩堂について述べます。 太子堂 本堂向かって右手前には太子堂。 本堂を中心に、常…
兵庫県三木市 伽耶院(がやいん) 2025/05/01撮影 前編では二天門、本堂などについて述べました。 当記事では三坂明神社、多宝塔、開山堂について述べます。 三坂明神社 本堂向かって右には、鎮守社の三坂神明社(みさか みょうじんしゃ)が南面しています。 桁…
今回も滋賀県彦根市の長寿院について。 その1では楼門と宝蔵について、 その2では本堂と阿弥陀堂について述べました。 当記事では本堂周辺の堂と奥之院、経蔵について述べます。 名称不明の堂 本堂向かって左には名称不明の堂が鎮座しています。案内板がなく…
今回は東京都世田谷区の浄真寺(じょうしんじ)について。 浄真寺(浄眞寺)は九品仏地区の住宅地に鎮座する浄土宗の寺院です。山号は九品山。通称は九品仏(くほんぶつ)。 創建は1678年(延宝六年)で、珂碩という僧が、奥沢城(小田原征伐ののち廃城)の跡地に寺を…
今回も栃木県足利市の鑁阿寺について。 前編では山門、鐘楼、本堂などについて述べました。 当記事では多宝塔、経蔵、御霊屋などについて述べます。 多宝塔 本堂向かって左手前(南西)には多宝塔が東面しています。 三間多宝塔、銅瓦葺。 公式サイトによると…
今回は愛知県春日井市の密蔵院(みつぞういん)について。 密蔵院は庄内川東岸の住宅地に鎮座する天台宗の寺院です。山号は医王山(醫王山)、寺号は薬師寺。 創建は1328年(嘉暦三年)で、願興寺(岐阜県御嵩町)の僧侶・慈妙によって開かれました。創建以来、尾張地…
今回も埼玉県川越市の喜多院について。 前編では山門とその周辺について述べました。 当記事では鐘楼門、慈眼堂、多宝塔などについて述べます。 鐘楼門 山門から南へ50メートルほどの場所にも境内の出入口があり、通路からずれた位置に鐘楼門が鎮座していま…
今回も福島県磐梯町の恵日寺について。 前編では慧日寺跡について述べました。 当記事では薬師堂、不動堂、恵日寺山門および本堂について述べます。 仁王門と薬師堂 慧日寺跡の敷地を出て、東側の区画へ進むと、薬師堂と仁王門があります。両者とも南向きで…
今回も福島県柳津町の円蔵寺について。 前編では仁王門と本堂について述べました。 当記事では本堂周辺の伽藍や奥之院弁天堂について述べます。 本堂周辺の伽藍 奥之院へ移動する前に、本堂周辺の伽藍から紹介。 こちらは本堂正面の縁側から只見川を見下ろし…
今回は東京都国分寺市の武蔵国分寺(むさし こくぶんじ)について。 武蔵国分寺は市南部の住宅地に鎮座する真言宗豊山派の寺院です。山号は医王山。 創建は奈良時代。聖武天皇の命で各国に開かれた国分寺のうち、武蔵国に開かれたものが当寺の前身です。寺記に…
今回も滋賀県近江八幡市の浄厳院について。 前編では楼門などについて述べました。 当記事では本堂などの伽藍について述べます。 本堂(阿弥陀堂) 楼門の先には大型の本堂が鎮座しています。別名は阿弥陀堂。 本尊の阿弥陀如来坐像は平安末期の丈六仏で、内陣…
今回も東京都文京区の護国寺について。 前編では仁王門、不老門、大師堂について述べました。 当記事では月光殿、本堂などについて述べます。 多宝塔 石段をのぼり、本堂の手前の区画へ行くと、参道左手に多宝塔が東面しています。 三間多宝塔、桟瓦葺。 193…
今回は東京都目黒区の目黒不動尊(めぐろ ふどうそん)について。 目黒不動尊は下目黒の住宅地に鎮座する天台宗の寺院です。山号は泰叡山、寺号は瀧泉寺(りゅうせんじ)。 創建は不明。伝承によると808年(大同三年)、円仁が当地で不動明王像を彫って祀ったのが…
今回も東京都目黒区の祐天寺について。 前編では仁王門、本堂などについて述べました。 当記事では阿弥陀堂、地蔵堂などについて述べます。 阿弥陀堂 本堂向かって左手前(本堂北東)には、阿弥陀堂が西面しています。阿弥陀堂を西向きに建てるのはめずらしい…
今回も京都府京都市の西本願寺について。 その1では御影堂などについて、 その2では阿弥陀堂などについて述べました。 当記事では唐門などについて述べます。 経蔵 御影堂向かって右手前(北東)には、経蔵が南面しています。内部には、天海版一切経が収められ…
今回も富山県高岡市の勝興寺について。 その1では総門、唐門について、 その2では本堂とその周辺について述べました。 当記事では、経堂、宝蔵、鼓楼、式台門、大広間及び式台などについて述べます。 経堂 本堂向かって左手には、経堂が北面しています。 桁…
今回も京都府京都市の知恩院について。 その1では三門などについて、 その2では御影堂、阿弥陀堂などについてのべました。 当記事では経蔵、唐門、勢至堂などについて述べます。 宝仏殿と納骨堂 御影堂のはす向かいには、宝仏殿が北面しています。 一重、裳…
今回も京都府京都市の妙心寺について。 その1では南門、勅使門、山門について、 その2では仏殿と法堂について述べました。 当記事では玄関、浴室、経蔵、北門などについて述べます。 玄関と唐門 法堂の後方には、大方丈の入口にあたる玄関があります。 梁間1…
今回も京都府京都市の仁和寺について。 その1では二王門と本坊について、 その2では中門、金堂、観音堂について述べました。 当記事では鐘楼、御影堂、経蔵などについて述べます。 鐘楼 金堂から境内西側の御影堂へ向かうと、通路の北側に鐘楼があります。 …
今回も千葉県成田市の新勝寺について。 その1では総門、仁王門について、 その2では大本堂、三重塔、一切経蔵について、 その3では釈迦堂と出世稲荷について述べました。 当記事では額堂、光明堂、薬師堂などについて述べます。 額堂 大本堂と釈迦堂のあいだ…
今回も千葉県成田市の新勝寺について。 その1では総門と仁王門について述べました。 当記事では大本堂、三重塔、一切経蔵などについて述べます。 大本堂 仁王門をくぐって石段を昇った先には大本堂。右手には三重塔がそびえ立ちます。 大本堂は、RC造、桁行5…
今回は長野県上田市の高仙寺(こうせんじ)について。 高仙寺は市の北端の山中に鎮座する真言宗智山派の寺院です。山号は驚覚山。 創建は寺伝によると806年(大同元年)。坂上田村麻呂が蝦夷征伐の折に当地に堂宇を建立したのがはじまりで、当寺は大日堂の別当と…
今回は滋賀県日野町の正明寺(しょうみょうじ)について。 正明寺は町北部の丘陵に鎮座する黄檗宗の寺院です。山号は法輪山。 創建は不明。寺伝によると聖徳太子による創建とのこと。もとは延暦寺の傘下にあって隆盛したようですが、戦国時代の兵火ですべての…
今回は神奈川県鎌倉市の本覚寺(ほんがくじ)について。 本覚寺は鎌倉の中心市街に鎮座する日蓮宗の本山です。山号は妙厳山。 前身となった夷堂は、鎌倉幕府が開かれるときに裏鬼門の鎮護として建立されたといわれます。当初の夷堂は天台宗寺院の伽藍だったよ…
今回も長野県長野市の善光寺について。 その1では仁王門と釈迦堂について述べました。 当記事では山門と経蔵について述べます。 駒返り橋 仲見世に戻って参道を進み、車道を横断して境内の北側へ入ると、水路の上に短い石橋がかかっています。 この石橋には…
今回は神奈川県鎌倉市の英勝寺(えいしょうじ)について。 英勝寺は鎌倉市街の東端に鎮座する浄土宗の尼寺です。山号は東光山。 創建は1636年(寛永十三年)。徳川家康の側室である英勝院(お勝の方)によって開かれました。江戸時代を通して水戸徳川家の庇護を受…
今回は神奈川県鎌倉市の浄光明寺(じょうこうみょうじ)について。 浄光明寺は市街地北西部の山際に鎮座する真言宗泉涌寺派の寺院です。山号は泉谷山。 創建は寺伝によると1251年(建長三年)頃で、北条時頼・長時の開基とのこと。創建から江戸時代まで、複数の宗…
今回は東京都台東区の寛永寺(かんえいじ)について。 寛永寺は上野公園の一画に鎮座する天台宗の関東総本山です。山号は東叡山。 創建は1625年(寛永二年)。3代将軍・徳川家光の命を受けた天海によって、江戸城の鬼門の鎮護として開かれました。比叡山延暦寺に…
今回は岐阜県垂井町の南宮大社(なんぐう たいしゃ)について。 南宮大社は垂井町の南西部の山のふもとに鎮座する美濃国一宮です。 創建は不明。社伝によると、10代・崇神天皇の時代の創建とのこと。『延喜式』には美濃国一宮の「仲山金山彦神社」と記載され、…
今回は岩手県盛岡市の報恩寺(ほうおんじ)について。 報恩寺は盛岡市街の北東に鎮座する曹洞宗の寺院です。山号は瑞鳩峰山。 創建は1394年(応永元年)で、南部守行によって三戸郡(現在の青森県)に開かれたとのこと。江戸初期の南部氏の盛岡移転にともない、当…