三重塔
兵庫県太子町 斑鳩寺(いかるがでら) 2025/05/01撮影 概要 斑鳩寺は太子町の中心部の住宅地に鎮座する天台宗の寺院です。山号はありません。 創建は不明。寺伝によると606年、聖徳太子が推古天皇から当寺周辺の土地を与えられ、斑鳩宮(法隆寺夢殿の前身)から…
兵庫県加古川市 鶴林寺(かくりんじ) 2025/05/01撮影 概要 鶴林寺は市の中心地に鎮座する天台宗の寺院です。山号は刀田山。 創建は不明。寺伝によれば、589年(崇峻天皇二年)に聖徳太子によって四天王寺聖霊院として開かれ、718年(養老二年)に刀田山四天王寺に…
兵庫県神戸市 太山寺(たいさんじ) 2025/05/01撮影 その1では仁王門について述べました。 当記事では本堂と三重塔について述べます。 本堂 中門の先には本堂が南西向きに鎮座しています。本尊は絶対秘仏の薬師如来。 概観は、正面の幅に対して棟が低く、落ち…
兵庫県神戸市 如意寺(にょいじ) 2025/05/01撮影 概要 如意寺は西区の山間に鎮座する天台宗の寺院です。山号は比金山。 創建は不明。寺記によると645年(大化元年)に法道が地蔵と毘沙門天を祀ったのがはじまりらしいです。のちに第36代・孝徳天皇によって大伽藍…
兵庫県神戸市 六條八幡宮(ろくじょう はちまんぐう) 2025/05/01撮影 概要 六條八幡宮は北区の山際の集落に鎮座しています。 創建は不明。社伝によると神功皇后の行宮が当地にあったらしく、995年(長徳元年)に基灯という僧侶が円融寺(神宮寺)と社殿を造ったの…
兵庫県神戸市 石峯寺(しゃくぶじ) 2025/05/01撮影 概要 石峯寺は市北部の山間の集落に鎮座する高野山真言宗の寺院です。山号は岩嶺山。 創建は不明。寺伝によると創建は651年(白雉二年)で、孝徳天皇の勅願寺として法道によって開かれたらしいです。行基や嵯…
今回は神奈川県横浜市の三溪園(さんけいえん)について。 三溪園(三渓園)は中区の海沿いにある庭園です。 設計は実業家・茶人の原富太郎(雅号は三溪)。京都などにあった古建築を購入して当地へ移築し、1906年(明治三十九年)に外苑を一般公開したのがはじまりで…
今回も長野県御代田町の真楽寺について。 前編では仁王門、観音堂について述べました。 当記事では三重塔、水分神社、本堂、勅使門について述べます。 三重塔 観音堂向かって右へ進むと、境内東端の区画に三重塔が鎮座しています。 上の写真は西面で、おそら…
今回は奈良県斑鳩町の法起寺(ほうきじ/ほっきじ)について。 法起寺は町の北東の農地に鎮座する聖徳宗の寺院です。山号は岡本山。 創建は『聖徳太子伝私記』(鎌倉時代の成立)によると638年(欽明天皇十年)。聖徳太子の遺言を受けた山背大兄王(聖徳太子の子)に…
今回は京都府宇治市の三室戸寺(みむろとじ)について。 三室戸寺は宇治市街東部の山際に鎮座する本山修験宗の寺院です。山号は明星山。 創建は不明。寺伝によると770年(宝亀元年)、光仁天皇の勅命を受けた行表によって開かれたらしいです。寛平年間(889~898年…
今回は滋賀県近江八幡市の摠見寺(そうけんじ)について。 摠見寺(捴見寺)は安土城内に鎮座する臨済宗妙心寺派の寺院です。山号は遠景山。 創建は天正年間で、開基は織田信長。1576年から1579年にかけて安土城が築城され、それにともなって城内に摠見寺が開か…
今回は富山県上市町の日石寺(にっせきじ)について。 日石寺は町南部の山間に鎮座する真言密宗の大本山です。山号は大岩山。通称は大岩不動。 創建は不明。寺伝によると、725年(神亀二年)に行基によって開かれたとのこと。創建から中世にかけての沿革は不明。…
今回は愛知県豊川市の三明寺(さんみょうじ)について。 三明寺は豊川駅南の住宅地に鎮座する曹洞宗の寺院です。山号は龍雲山。通称は豊川弁才天。 創建は寺伝によると702年(大宝二年)。文武天皇が当地を行幸し、大和国の僧侶・覚淵に命じて仏堂を建てたのがは…
今回も千葉県成田市の新勝寺について。 その1では総門と仁王門について述べました。 当記事では大本堂、三重塔、一切経蔵などについて述べます。 大本堂 仁王門をくぐって石段を昇った先には大本堂。右手には三重塔がそびえ立ちます。 大本堂は、RC造、桁行5…
今回は岐阜県垂井町の真禅院(しんぜんいん)について。 真禅院は町の南西の山際に鎮座する天台宗の寺院です。山号は朝倉山。 創建は不明。社伝によると、739年(天平十一年)に行基が開いた宮処寺(ぐうしょじ)が前身で、勅命を受けた最澄によって南宮大社の神宮…
今回も奈良県奈良市の興福寺について。 前編では五重塔、東金堂、中金堂などについて述べました。 当記事では南円堂、北円堂、三重塔について述べます。 南円堂 中金堂の前を通って境内西側へ向かうと、南円堂(なんえんどう)が東向きに鎮座しています。堂内…
今回も奈良県葛城市の當麻寺について。 その1では仁王門、薬師堂などについて、 その2では本堂、講堂、金堂について述べました。 当記事では国宝の東塔、西塔などについて述べます。 東塔 金堂の正面側から、南側にある山のほうへ入ると東塔が鎮座しています…
今回は奈良県広陵町の百済寺(くだらじ)について。 百済寺は町東部の百済地区の集落に鎮座する高野山真言宗の寺院です。山号はありません。 創建は不明。百済大寺という寺院が前身らしく、百済大寺は飛鳥時代に開かれた官寺であり平城京の南都七大寺にも列し…
今回も滋賀県大津市の園城寺について。 その1では仁王門、食堂、金堂について述べました。 当記事では閼伽井屋、一切経蔵、塔婆などについて述べます。 鐘楼(三井の晩鐘) 金堂向かって右手前には鐘楼があります。 桁行2間・梁間1間、切妻造、檜皮葺。 1602年(…
今回は岐阜県神戸町の日吉神社(ひよし-)について。 日吉神社は町北部の住宅地に鎮座しています。 創建は社伝によると817年(弘仁八年)。最澄によって比叡山(延暦寺と日吉大社)から勧請されたのが始まりとのこと。当初は延暦寺の寺領として栄えたようです。室…
今回は静岡県袋井市の油山寺(ゆさんじ)について。 油山寺は市北部の山間に鎮座する真言宗の寺院です。山号は医王山。 同市の尊永寺、可睡斎とともに遠州三山のひとつに数えられます。 創建は寺伝によれば701年(大宝元年)で、行基によって開かれたとのこと。…
今回も滋賀県愛荘町の金剛輪寺について。 前編では参道と国重文の二天門について述べました。 当記事では国宝の本堂と、国重文の三重塔について述べます。 本堂(大悲閣) 二天門をくぐった先には、大規模な本堂(大悲閣)が鎮座しています。 桁行7間・梁間7間、…
今回も長野県駒ケ根市の光前寺について。 前編では仁王門、三門、鐘楼について述べました。 後編では弁天堂、本堂、三重塔について紹介・解説いたします。 弁天堂 三門をくぐった先には池があり、その小島には弁天堂が鎮座しています。 桁行1間・梁間1間、入母…
今回は群馬県高崎市の榛名神社(はるな-)について。 榛名神社は高崎市の山中に鎮座しています。 創建は586年にさかのぼり、山中に神籬を立てたのが始まりといわれます。平安期の『延喜式』にも記載されていて、上野国六宮とされています。江戸期までは榛名山…
今回は新潟県上越市の五智国分寺(ごち こくぶんじ)について 五智国分寺は上越市の海岸近くに鎮座する天台宗の寺院です。山号は安国山。 奈良時代に建立された越後国分寺の後継にあたり、現在の寺院は上杉謙信によって当地に移転され再興されたと伝えられてい…
今回は長野県上田市の前山寺(ぜんさんじ)について。 前山寺は塩田平南部にある前山(まえやま)地区の山際に鎮座する真言宗の寺院です。山号は独鈷山(獨股山)。 創建は平安時代で、空海が修行の地として開いたのが始まりといわれます。現在地に伽藍が造られた…
今回は長野県青木村の大法寺(だいほうじ)について。 大法寺は青木村の北東部にある山際の集落に鎮座している天台宗の寺院です。山号は一乗山。 開基は奈良時代と伝えられ、信州でも屈指の古刹の1つ。境内の最奥部には国宝に指定されている三重塔があり、その…
今回も長野県佐久市の新海三社神社について。 前編ではアクセス情報と拝殿や西本殿・中本殿について述べました。 当記事は新海三社神社の東本殿と三重塔について述べます。 東本殿 東本殿は西本殿・中本殿とは少し距離を置いた場所に鎮座しています。後方に見…
今回は長野県佐久市の貞祥寺(ていしょうじ)について。 貞祥寺は佐久市南東部の山際に鎮座している曹洞宗の寺院です。山号は洞源山。 境内には長野県宝に指定されている三重塔と総門と楼門があるほか、島崎藤村の旧宅があるなど充実した内容。また、参道や伽…
今回は長野県上田市の信濃国分寺(しなのこくぶんじ)について。 信濃国分寺は市南部の国道沿線に鎮座する天台宗の寺院です。山号はありません。通称は八日堂(ようかどう)。 前身は聖武天皇の勅命でつくられた国分寺で、奈良時代の創建です。前身の国分寺は平…