世をひねる

甲信地方(山梨県と長野県)の寺院・神社建築を語る雑記。

【山梨市】差出磯大嶽山神社 ~『古今和歌集』にも詠まれた風雅な川辺の現在は~

今回は山梨県のマイナー観光地ということで、山梨市の差出磯大嶽山神社(さしでのいそ だいたけさん-)について。

 

山梨市を流れる笛吹川(ふえふきがわ)には、岩山が川に突き出したような地形になった個所があり、その景色は「差出の磯」という景勝地として古くから歌人に親しまれてきました。差出磯大嶽神社は、その岩山の上に立っています。

また、境内からは川の景色だけでなく甲府盆地一帯を見渡すことができ、天気によっては富士山を望むこともできます。

 

 

現地情報

・所在地:

 〒405-0042

 山梨県山梨市南1376-1

・アクセス:

 山梨市駅から徒歩20分程度

 勝沼ICから車で20分程度

・駐車場:50台程度(無料)

・営業時間:随時

・入場料:無料

・社務所:あり

・滞在時間:15分程度

 

境内

参道

f:id:hineriman:20190722100158j:plain

境内の入口。こちらは川沿いのほうから入る参道。今回はここから坂道を登っていきます。

なお、国道140号線沿いのほうから入っていけば車で山を登れる上、広い駐車場があります。

 

f:id:hineriman:20190722100212j:plain

参道は、こんな感じの石段を5分ほど登ります。そこまで険しくないので難なく登れるはず。

山(というより岡に近い?)の頂上近くに来ると、社殿があります。

 

社殿

f:id:hineriman:20190722100242j:plain

f:id:hineriman:20190722100253j:plain

 

手水舎。山の上ですがしっかりと水が出ています。おそらく水道水でしょう。

手水の鉢には、夏らしくアジサイの花が浮かんでいます。インスタ映えしそう(もう死語でしょうか?)。

 

f:id:hineriman:20190722100341j:plain

神楽殿は瓦葺の入母屋。どちらが正面なのか謎なので、平入なのか妻入なのかも謎。

 

f:id:hineriman:20190722100358j:plain

そしてこちらの鳥居の奥に見えるのが拝殿と思しき建物。

建築物として歴史があるようには思えないし、本殿も見当たりません。語ることもなければ突っ込みどころもなくてコメントに困ってしまいます。こういう小綺麗すぎる神社は、このブログとは相性が悪いですね...

 

境内からの眺望

f:id:hineriman:20190722100458j:plain

他に語ることもないので、境内の展望台からの眺望を。写真は甲府方面(南西方向)を見た図。

天気によっては南方に富士山が見えるようですが、あいにくの曇り空で見えず。

 

川沿いの景色がまるで海辺の磯のような趣なので「差出の磯」という名称で呼ばれ、『古今和歌集』の時代(平安前期)から歌人たちの聖地として数多くの短歌が残されているとのこと。しかし、人の手によって岸が固められ、堤防道路まで開通している現在、詩歌に詠まれた往時の面影を見出すのは難しいでしょう。

 

境内の解説は以上になります。

この神社はGoogleマップのレビューがやたらと多いので気になっていたのですが、どちらかといえば御朱印とかパワースポットとかが趣味の人が来るところのように思います。あと、例祭のときはかなりの人手になって賑やかだとのこと。

なお私はいずれも趣味ではないからか、この神社の魅力がいまひとつ解りませんでした...

 

以上、差出磯大嶽山神社でした。

(訪問日2019/07/13)

 

近辺の観光地