甲信寺社宝鑑

甲信地方の寺院・神社建築を語る雑記。

【佐久市】貞祥寺

今回は長野県佐久市の貞祥寺(ていしょうじ)について。 貞祥寺は佐久市南東部の山際に鎮座している曹洞宗の寺院です。山号は洞源山。 境内には長野県宝に指定されている三重塔と総門と楼門があるほか、島崎藤村の旧宅があるなど充実した内容。また、参道や伽…

【知立市】知立神社

今回は愛知県知立市の知立神社(ちりゅう-)について。 知立神社は知立市の中心地に鎮座する三河国二の宮です。別名は池鯉鮒神社(ちりふ-)。 境内には尾張造という様式の社殿があるほか、希少な神宮寺の多宝塔も現存しており、後者は重要文化財に指定されてい…

【豊田市】猿投神社

今回は愛知県豊田市の猿投神社(さなげ-)について。 猿投神社は豊田市北部の山際に鎮座しています。 延喜式にも記載がある古社で、三河国(愛知県東部)の三宮でもあり、県内でも非常に高い格式を持った神社です。社殿はせいぜい江戸期のものと思われますが、独…

【豊田市】足助八幡宮

今回は愛知県豊田市の足助八幡宮(あすけはちまんぐう)について。 足助八幡宮は豊田市北部の国道153号沿いに鎮座しています。 創建は西暦673年とされる古社であり、香嵐渓や重要伝統的建造物郡(重伝建)の「足助の町並み」などの名所と隣接しています。本殿は…

【根羽村】八柱神社

今回は長野県根羽村の八柱神社(やはしら-)について。 八柱神社は国道153号沿線の山林に鎮座しています。 本殿は簡素な神明造でとくに目立った意匠はありませんが、そのかわりなのか境内や拝殿の構成が少し変わっていて、独特な雰囲気になっています。 現地情…