甲信寺社宝鑑

甲信地方の寺院・神社建築を語る雑記。

【長野市】蚊里田八幡宮

今回は長野県長野市の蚊里田八幡宮(かりたはちまんぐう)について。 蚊里田八幡宮は長野市街北部の住宅地に鎮座しています。 鎌倉期からの歴史がある神社のようで、境内の中央には派手な彫刻で装飾された拝殿が立っています。本殿については覆い屋の内部にあ…

【南部町】最恩寺

今回は山梨県南部町の最恩寺(さいおんじ)について。 最恩寺は山梨県の南端・南部町の、富士川支流の沿岸に鎮座している臨済宗の寺院です。山号は「福士山」。 小規模な境内の中央に重要文化財の仏殿だけがある非常にシンプルな内容。仏殿も規模の小さいもので…

【身延町】久遠寺 後編(本堂などの伽藍)

今回も山梨県身延町の久遠寺について。 前編では三門や参道について述べました。 当記事では本堂などの伽藍について述べます。 手水舎と鐘楼 斜行エレベーターを降りると本堂の左手に出ます。 写真は三門からつづく石段の終点から本堂を見た図。左は五重塔、…

【身延町】久遠寺 前編(門と参道)

今回は山梨県身延町の久遠寺(くおんじ-)について。 久遠寺は国道52号沿線の身延山のふもとに鎮座しています。山号は「身延山」。 日蓮宗の総本山である大寺院で、非常に広い境内では雄大かつ豪華な伽藍が広がっており、総本山の名にふさわしい内容となってい…

【身延町】本遠寺

今回は山梨県身延町の本遠寺(ほんのんじ)について。 本遠寺は富士川の東岸に鎮座する日蓮宗の寺院です。山号は「大野山」。 開基は江戸期であまり古くはありませんが、本堂と鐘楼堂は江戸初期のもので両者とも国の重要文化財に指定されており、規模の大きさ…