甲信寺社宝鑑

甲信地方の寺院・神社建築を語る雑記。

【下諏訪町】諏訪大社下社 秋宮・春宮

f:id:hineriman:20191012122105j:plain

諏訪大社下社(すわたいしゃ しもしゃ)は下諏訪町の中心部に位置する神社です。

 

創建は不明。一般には『古事記』の国譲りの節が諏訪大社の起源とされています。

平安期の『延喜式』にも記載のある古社で、信濃国の一宮。戦国期には武田氏、江戸期には幕府や高島藩諏訪氏からの庇護を受けています。

諏訪大社には2社と4つの宮(境内)があり、諏訪湖の北岸に位置する下社には秋宮(あきみや)・春宮(はるみや)が鎮座しています。秋宮・春宮の境内には豪壮な社殿が現存しており、秋宮は諏訪の名工として名高い立川流、春宮も名工の大隅流の宮大工によって造営されたものです。両者とも江戸期の神社建築の傑作のひとつとされ、国指定重要文化財となっています。

 

 

※当ページは諏訪大社下社 秋宮・春宮についての概要と、記事のまとめです。

 

 

秋宮

現地情報 

所在地 〒393-0052長野県諏訪郡下諏訪町5828(地図)
アクセス 下諏訪駅から徒歩15分
岡谷ICから車で15分
駐車場 70台(無料)
営業時間 随時
入場料 無料
社務所 あり
公式サイト 諏訪大社
所要時間 20分
備考 春宮へは徒歩10分程度

 

建築物の情報

社殿

幣拝殿(国重文)、片拝殿(右)(国重文)、片拝殿(左)(国重文)、神楽殿(国重文)、宝殿、子安社、手水舎など

幣拝殿
文化財指定 重要文化財(1983/12/26指定)
年代 1781年(江戸時代)
建築様式 桁行一間、梁間二間、楼造、切妻造、正面軒唐破風付、檜皮葺、左右袖塀附属
片拝殿(右)
文化財指定 重要文化財(1983/12/26指定)
年代 1781年(江戸時代)
建築様式 桁行五間、梁間二間、一重、切妻造、檜皮葺
片拝殿(左)
文化財指定 重要文化財(1983/12/26指定)
年代 1781年(江戸時代)
建築様式 桁行五間、梁間二間、一重、切妻造、檜皮葺
神楽殿
文化財指定 重要文化財(1983/12/26指定)
年代 1835年(江戸時代)
建築様式 桁行五間、梁間三間、一重、T字形切妻造、妻入、銅板葺

当ブログ内の記事

 

春宮

現地情報 

所在地 〒393-0092長野県諏訪郡下諏訪町大門193(地図)
アクセス 下諏訪駅から徒歩20分
岡谷ICから車で15分
駐車場 40台(無料)
営業時間 随時
入場料 無料
社務所 あり
公式サイト 諏訪大社
所要時間 20分
備考 秋宮へは徒歩10分程度

 

建築物の情報

社殿

幣拝殿(国重文)、片拝殿(右)(国重文)、片拝殿(左)(国重文)、神楽殿、下馬橋、宝殿、筒粥殿、手水舎など

幣拝殿
文化財指定 重要文化財(1983/12/26指定)
年代 1780年(江戸時代)
建築様式 桁行一間、梁間二間、楼造、切妻造、正面軒唐破風付、檜皮葺、左右袖塀附属
片拝殿(右)
文化財指定 重要文化財(1983/12/26指定)
年代 1780年(江戸時代)
建築様式 桁行五間、梁間一間、一重、片流招屋根付、檜皮葺
片拝殿(左)
文化財指定 重要文化財(1983/12/26指定)
年代 1780年(江戸時代)
建築様式 桁行五間、梁間一間、一重、片流招屋根付、檜皮葺

当ブログ内の記事