今回は山梨県の鉄道駅内にある立ち食いそば屋(駅そば)巡りということで、北杜市の小淵沢駅の駅そばについて。
小淵沢駅は中央本線と小海線の駅です。山梨県の西端、長野県との県境近くに位置しています。避暑地としても著名な土地で、市名の北杜よりも小淵沢のほうが知名度が高いのではないでしょうか。
小淵沢駅は多彩な駅弁が売られていることで知られていますが、駅そばもまたバリエーション豊かなメニューが取り揃えられています。
概要
今回紹介する小淵沢駅の駅そばは、駅の2階にあります。改札を出て左に進んだ先にある待合室の前です。店名は「丸政」(まるまさ)。当駅の駅弁を販売している会社です。
店舗情報
(2019/11/09時点での情報です)
・店名 丸政
・営業時間 07:00~19:50
・価格帯 ¥330~530(現金のみ)
備考
・利用は改札外のみ。改札内からの利用は不可。
・座席あり(待合室と共用)
・トッピング有り
・持ち帰りは不可
・サイドメニュー有り(おにぎり、いなり、信玄餅)
メニュー一覧
黄そば、山賊そば、カレーそばなどなど風変わりなメニューがいくつかあります。馬肉そばというのも珍しいですね。トッピングも多様。価格帯は全体的に安めです。
下のほうはなぜか新聞もチケット販売されており、右下には「金精軒 生信玄餅 1,000円」というボタンも。この信玄餅はこの場で食べるものなのか、あるいは持ち帰りのお土産用なのかは謎。
ちなみに、“信玄餅”は北杜市内の金精軒の商標で、第2勢力(?)として笛吹市の“桔梗信玄餅”というものも山梨県内の土産売り場で存在します。私の感覚としてはどっちも大差ない気がします。
レポート
今回は舞茸天そばを選択。430円也。
山賊そばも良さそうだったのですが、山賊焼きはどちらかといえば松本のほうの名物だと思うし、富士見駅で山賊そばを食べたことがあるので別のものにしました。
めずらしいメニューがいくつもあって悩んでしまうときは、トッピングを利用して「カレーそば+山賊」といった感じの注文をしてみるのも一考でしょう。
舞茸天はさすがに作り置きのようで、衣はしっとりとした状態。種の舞茸もそこまで風味豊かなわけではないですが、この価格を考えれば致し方なしでしょう。私はキノコの中だと舞茸がいちばん好きなのですが、この手のお手頃価格の店で下手に舞茸を頼むよりかは、カレーそばとかコロッケそばみたいないかにも邪道っぽいメニューを頼んだほうが面白いのではと感じました。
麺は茹で置きと思われますがそれなりの歯ごたえと風味があり、つゆは関東風の甘く濃い味付けでした。この日は輪行で汗をかいたので、つゆの塩気が身に沁みます。
以上、小淵沢駅の駅そばでした。
(訪問日2019/11/09)