世をひねる

甲信地方(山梨県と長野県)の寺院・神社建築を語る雑記。

ついに当ブログにも怪しい出版オファーが来てしまいました!

今回は運営報告を兼ねつつ、ブロガーの皆様への注意喚起を。

 

ブログを始めて9ヶ月が経ち、定期更新にもすっかり慣れきった今日この頃。

フッターに設置しているお問い合わせフォームから、下記のようなメッセージが届きました。

 

世をひねる様

 

突然のメッセージ失礼致します。

○○出版の代表の■■■と申します。

素敵なブログ記事を見つけましたのでメッセージさせていただきました。

 

弊社では電子書籍、電子写真集、POD出版での出版をメインとしていますが

書籍の出版は考えられていませんでしょうか?

 

写真集、紙本出版など

いずれかの出版をするとより

活動の幅と表現が広がるかと思います。

 

こちらのメッセージでは文字制限がありますので

もしご興味がありましたら

下記のメールアドレスまで

ご連絡いただければ幸いです。

________

 

1.名前を教えてください

2. ご連絡先を明記してください

3. 電話、もしくはオンラインなどの打ち合わせは可能ですか?

(都内であれば直接打ち合わせも可能ですが基本的にオンラインになります)

 

○○出版■■■

xxxxxxxxx@gmail.com

080-xxxx-xxxx

(※個人名、社名、電話番号、メールアドレスは伏字にしました。環境依存文字は引用の際に化けてしまったので書きかえています。また、署名の下に出版の実績についてのリンクがありましたが実名の掲載を避けるため省略しています)

 

さて、皆様はこんなメッセージを受取ったらどうしますか?

疑うことを知らない粗忽野郎な私は、「早く返信しなくては!」と思いかけました。しかし、ちょっと考えるうちに面倒くさくなってきたので、絶賛放置中でございます。

 

そういうわけで当記事では、なぜ私が上記のような三顧の礼(メール1通)を無視して夢の印税生活を蹴り捨てたのかと、もし皆様がこのようなオファーや勧誘を受けたらどうすべきかについて書いていきます。

 

出版のオファーを無視した理由

よく考えなくても怪しい

上記のオファーはお問い合わせフォームから来ました。このフォームは記事の訂正依頼とか写真の削除依頼とかのために設置したつもりなのですが、初めて来たお問い合わせはまさかの出版オファー。

当ブログは記事にもほとんどコメントがつかない零細で、迷惑メールさえ来たことがないのに、いきなり出版の話が来たのだから怪しさ満点です。

それに“素敵なブログ記事を見つけましたので”とのことですが、だったらどの記事が素敵だったか、どういうところが素敵だったかくらいは書いてもらいたいものです。当ブログにはステキな記事しかないから書くまでもなかった、という解釈でいいですかね?(傲岸不遜)

あと、出版社の代表を名乗るメールなのにアドレスがGmailというのも怪しいです。Gmailのアドレスなんて無料でいくらでも取得できます。

それと、“都内であれば直接打ち合わせも可能ですが基本的にオンラインになります”とのことですが、直接の打合せもなく出版なんてできるんですかね? そうなると、これは私に足労願いたいということでしょうか? 私の言い分としては、そっちからオファーしたのだから、そちらから出向いて貰いたいです。当方は長野県の片田舎とはいえ、都内(高尾駅)から鈍行1本で来れる場所なのですから。(高尾→下諏訪の鈍行は片道3時間半かかるのは内緒です)

 

もうこの時点で完全無視でよかったのですが、わざわざこんな長文を送ってきてくれたことですし(おそらくコピペですが)、せっかくだから検索してみました。

まず、出版社の代表だという人物について、名前を検索。その結果、私のところに送られてきたのと酷似したメッセージを送りつけられたブログが見つかりました。“数撃ちゃ当たる”戦法でオファーをバラ撒いていただけで、やはり私の書いた記事なんて読んでいないのでしょう。

あと、メールの文末に記載されていたリンクを見てみたところ、確かにこの出版社の名義の電子書籍がAmazonで販売されており、出版社自体も実在しているっぽい様子で、出版という話も完全に詐欺だとは断言できませんでした

とはいえ、やはりうさんくささは否めません。

 

こんなブログ、書籍化する価値なんてあるわけないだろ!

次に思い当たったのは「出版なんてしてどうするつもりなのか」という疑問。

出版となると人が動くことになり、給与が支払われなくてはなりません。収益のめどが立っていないと、出版のために人を動かすことはできないはずです。つまり、当ブログを書籍化することで数十万円単位の利益が出ると判断されたわけですね!

もし本気でそう考えていらっしゃるのなら、この出版社が倒産するのは時間の問題でしょう...

当ブログは毎日100人来るかどうかという過疎ぶりですし、ご覧のようにお粗末な誰得コンテンツしかありません。こんなのを書籍化とか、正気じゃないです。

 

それに、当ブログは私が身銭(はてなProとドメインの代金)を切って無料公開しているのです。アドセンス広告がうざいかもしれないですが、回線と端末さえあれば無料で見ることができる当ブログを、有料で見たい人なんて居るとは思えません。仮に出版したとしても爆死は当確でしょうね。

もし爆死したら、その費用、誰が負担するのでしょう? まさか私じゃないですよね...?

電子書籍化なら自力でやりたい

いろいろと調べていると、別の出版社から私と同じようなメッセージを受取ったという話題のブログ記事が多数あり、それによると電子書籍での出版くらいなら自力でもできるとのこと。検索してみても、電子書籍(Kindleなど)の個人出版のノウハウを書いたサイトがいくつか見つかりました。

そして、そのノウハウを読んでいるうちに思いました。「これって自力でやったほうが面白そうだし、ブログのネタにもできるのでは」と。

 

まあ、オファーをくれた怪しい出版社に突撃してみるのもそれはそれでネタになりますが、私もそこまで暇ではありません。ポケモンの新作の発売が数日後に控えていて忙しいのです!

そういうわけで喫緊の課題(ポケモン)を消化してなお余裕があれば、「自分で楽しむ用」として当ブログの電子書籍版を試作し、要望があれば(おそらく無い)無料かそれに準ずる額で公開してみようかと構想中です。内容や、そもそも実際にやるかどうかは未定ですが...

 

出版のオファーを受けたときはどうするべきか?

こんなしがないブログにも出版のオファーが来たので、皆様のブログにもオファーが来る可能性は充分にあるのではないでしょうか(信頼に足る出版社かどうかは別として)。

この手のオファーが全て詐欺とは限らないので、オファーが来たとき、出版を少しでも検討しているようなら最低限すべきことを以下に書いていきます。

 

オファーの文章に怪しいところがないか

上記で私がいろいろツッコミしたように、文章に怪しい箇所が散見される場合、オファーに応じるのは慎重になったほうがいいです。

どこどこに来てくださいとか、お金を出してくださいみたいな内容が書かれていたら詐欺を前提に考えるべきでしょう。

 

オファー元は実在するか、実績はあるか、ニセ物ではないか

おそらくオファーを送ってくる出版社や編集者は、聞いたことのない名前かと思います。

なので検索するなりしてオファー元が実在するかどうか、必ず調べておきましょう。出版社のホームページや、出版や販売の実績がないところは信用に足りません。

また、あまりにも有名な出版社からオファーが来たときは、出版社のサイトなり電話なりで編集者やオファーの有無を問い合わせてみれば詐欺かどうかすぐ判るでしょう。

 

自身のブログに書籍化の価値があるか考える

これは書いている自分自身でなんとなく解るのではないでしょうか。客観的な数値で判断したいならPVやアクセス数、フォロワー(読者)の数が基準でしょうか。

ちなみに、ここ1ヶ月の当ブログはデイリー(毎日)100pvくらいです。こんな値では出版する価値なしですね。

 

口コミがあるか調べる

検索してみると“KB出版”なる出版社の口コミが多数あり、こちらは詐欺ではないようですが口コミは賛否両論(否が多め)な内容でした。いっぽう、私にオファーした出版社は一切の口コミがありませんでした。

内容が賛否両論であっても、まったく口コミがないよりは、判断の材料があるぶん増しです。

 

最後に

オファー元をこきおろす内容となってしまいましたが、当ブログには今まで迷惑メールさえ来たことがなかったので、たとえウソであってもオファーを頂けたことはちょっと嬉しかった、これだけは事実です。あと、記事のネタを1つ提供してもらえたことにも感謝しています。

オファーを下さった編集者・出版社のかたは、もしこの記事を読んでも気を悪くなさらないようでしたら、上記のツッコミに漏れなく答えたうえで再度オファーしていただければ幸いです。(応じるとは言ってない)

 

ブロガーの皆様も、この記事を他山の石にでもして、甘い話に釣られないようお気をつけ下さい!

 

以上、運営報告と注意喚起でした。