世をひねる

甲信地方(山梨県と長野県)の寺院・神社建築を語る雑記。

Nintendo SwitchのJoy-Conのスティック交換を自力でやってみた

今回はニンテンドースイッチのジョイコンのアナログスティックの修理について。

 

当ブログでもたびたび攻略記事を掲載しているゲーム機・任天堂スイッチ(Nintendo Switch)。しかし私のスイッチは購入から1年足らずでJoy-Con (L)、つまり左手側のジョイコンが故障してしまいました。

症状は、アナログスティックの暴走・暴発。英語だと“Joy-Con Drift”(ジョイコンドリフト)と呼ばれる故障です。

 

当記事では、ジョイコンドリフトの対処法と、アナログスティックを自力で交換修理する場合のやりかたについて解説いたします。

 

 

よくある故障 ジョイコンドリフトとは

ジョイコンドリフトというのは、アナログスティックに触れていないのに入力が認識されてしまい、ゲームのカーソルやキャラクターが勝手に移動してしまう現象(故障)です。検索してみても、同様の故障に悩む人がかなりいるようで、噂によるとアメリカでは集団訴訟が起きているとか...

(参考:Nintendo Switchの「Joy-Conスティックが勝手に動く」不具合で任天堂が集団訴訟を起こされる事態に - GIGAZINE)

 

軽微なうちはオプション画面から「スティックの補正」で対処できますが、末期になるとスティックが暴走して操作不能になります。

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写真は私のスイッチ。スティックに触れていないニュートラル状態のはずなのに、上方向いっぱいに入力が認識されており、もはや手遅れ。

試しにゼルダBotWを起動して放置してみたところ、案の定リンクさんがアイキャンフライ(高所から身投げ)なさって地面に全身を強打しました。これではゲームになりません。

メーカー修理or自力の交換、どっちが得か?

どっちが得なのかは一概には言えないですが、メーカー(任天堂)に修理を頼むのが無難かつ確実です。

費用は、保証期間内(購入から1年)だと無償のようですが、場合によっては有償になることもあるようです。有償の場合、ジョイコン1本につき2,160円とのこと(任天堂のサイトの「修理の参考価格」を参照)。

 

私の場合、購入から1年経っていないので無償での修理も期待できました。しかし保証書が見当たらず、調べたところ保証書は外箱についていて、気づかず捨ててしまっていたようでした。購入から1年以内であることを証明する証拠がないので、有償修理になるのは自明です。

それに加えて、今回壊れたのは左のジョイコンなので、修理に出してしまうとその間はスクリーンショットが撮れません。個人的にこれはかなり困ります。

 

どうしようか悩んで調べた結果、ウェブ上にはスティック交換を解説する記事や動画が多数あり、通販サイトには交換用のスティックまで売っていることがわかりました。

どうせ無償修理は期待できないし、もともと私は機械の分解・解体みたいな遊びは割と好きだったので、「うまくいったら儲けもの」くらいのノリで自力でやってみようと思い至ったわけです。



実際にやってみた

準備

自力でのスティック交換を決心したら、まずは交換用のスティックを注文します。

Amazonで検索してみると、スティック単品のもの、ドライバーとヘラもセットになったもの、手順書までついているものなどがありました。お好みで選びましょう。

私はスティックとドライバーとヘラのセットを選択。以下の写真が届いた品です。

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「交換用スティック×2、プラスドライバー、Y字ドライバー、ヘラ(緑)、ヘラ(青)」といった内容でだいたい700円。マーケットプレイスで中国からの発送とのことで、少々あやしいものの安さに釣られて注文しました。注文から到着まで3週間かかりました。

なかなか届かないし中国なので、詐欺に遭ったかと思いましたよ... 疑ってごめん。

 

ドライバーは率直に言ってチープな造りで、柄の部分なんかは格好良いとは言い難いデザイン。とはいえ、Y字ドライバーは100円ショップでは売っていないし、今回くらいしか使わないと思うので、良しとしましょう。

 

用意するもの

スティック交換に必須のものは以下のとおり。先述の修理セットを購入すれば用意は万端です。

・交換用スティック

・プラスドライバー

・Y字ドライバー

 

加えて、必須ではないが有ったほうがいいものは以下のとおり。細かい作業になるので拡大鏡やテーブルランプもあるといいかも。

・ヘラ(狭い隙間からこじ開けるのに使う)

・ピンセット

・小皿(小ねじを置いておくときに便利)

 

交換の手順(作業時間:約60分)

では、実際にやってみましょう。

なお、1度でも分解すると保障の対象外になるので、それを了承したうえ自己責任で行ってください。当記事を参考にして失敗しても、私と当ブログは責任を負いかねます

 

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最初にジョイコン裏面のねじをY字ドライバーで外します。外すときのコツは、ドライバーをねじの頭に強く押し付けながら回すこと。写真のようにジョイコンをがっちりと掴んで作業しましょう。

「ねじをなめてしまった」というレビューが散見されますが、おそらくドライバーを押し付けずに回そうとしたのが原因です。

 

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(※写真は外装を開けた状態)
ねじを外したら外装の隙間にヘラ(青いピックみたいなやつ)を差し込んでこじ開けます。つまようじやマイナスドライバーでも代用可能です。

外装を開くと電池が見えるので、次はこれを外します。ちょっと固いですが粘着シートでくっついているだけなので、ヘラを思い切り差し込んでやるとベリベリっと剥がれます。配線がちょっと邪魔ですが、取り外すとまた面倒そうなのでこのままにしておきます。

 

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続いて、上の写真の赤丸で囲ったねじをプラスドライバーで外します。このねじも、なめないように力を入れて押し付けながら回しましょう。

ねじを外したら、電池が固定されていた台を取り外します。配線は付けたままにしておくのが無難です。

 

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やっとスティックの裏面が見えました。写真左のほうの灰色の四角いパーツです。

スティックは写真の赤丸で囲ったねじで固定されていますが、ねじを外す前に邪魔な配線を外したりよけたりする必要があります。

まずは上の写真のように、ヘラ(緑の棒)でスティックの配線のロックを解除

解除したら写真の青丸で囲ったねじ(3つ)をプラスドライバーで外します。

これで赤丸のねじが外せるようになりました。こちらのねじも、プラスドライバーで外します。

 

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ようやくスティックが取れました。

スティックを外そうとしているとLボタンがポロっと取れるかもしれないですが、あとで簡単にはめられるので焦らないように。

 

以降の工程はこれまでの工程を逆にやるだけなので、はしょり気味に進めていきます。

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交換用スティックをはめ込んだら、ねじで固定。ねじの締めすぎに注意しましょう。

固定できたら配線を差し込み、ロックを降ろします

 Lボタンが外れてしまった場合は、ここで取り付けておきます。

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電池を固定する台を元に戻し、ねじで固定。

写真赤丸のねじを忘れないように注意。

 

外装のフタを閉じたら、あとはY字ドライバーでねじを締めて作業完了。

ここまでの作業時間は、写真を撮ったりウェブで情報を確認したりしながら慎重に進めて60分くらいでした。

 

動作チェック

スティック交換したジョイコンを接続してスイッチ本体を起動。起動したところカーソルが勝手に動くようなことはなく、パッと見で成功したっぽい感じでした。

ただし、これで喜ぶのは早計。ぬか喜びしないためにも、まずは「スティックの補正」をやってみましょう。

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ちょっと下方向の入力が誤認識されてしまっているみたいです。これくらいなら補正で対処できるか...?

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できました! ご覧のように、左スティックに何も入力していない状態で、画面中央のマークが+(プラス)のまま。つまりニュートラルです!

当たり前のことですが、今までその当たり前ができていなかったので感動モノです。

 

念のため、スティック押込みやLボタンなど全ての操作をゼルダBotWをやりながら試してみましたが、問題なく動きます。交換したスティックの感触については、特に違和感ありませんでした。

これにてジョイコンのスティック交換は完了。結果は大成功です!

 

やってみた所感

所感を手短に書くと「難しくはなかった」です。といっても、やはり万人にはおすすめできないです...

電子工作とかDIYとか機械の分解が好きな人で、保証書をなくしていたり保証期間を過ぎていたりするなら、失敗を覚悟のうえでやってみる価値はあるかもしれないです。おそらく任天堂スイッチでいちばん壊れやすい箇所がジョイコンのスティックなので、ここを自力で修理できるノウハウを習得しておけば、いつ壊れても安心ですからね。

今回は約700円で修理用工具と交換用スティックを入手し、修理のノウハウまでゲットできたので、私としては非常に良い買物ができて満足しています。

 

最後に、繰り返しになりますが、ジョイコンやスイッチ本体は分解した時点で保障の対象外になりますので、スティック交換などの自己修理はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

 

以上、SWITCHのJoy-Conのスティック交換でした。