世をひねる

甲信地方(山梨県と長野県)の寺院・神社建築を語る雑記。

折りたたみ自転車による“車載輪行”のすすめ(DAHON K3)

今回は折りたたみ自転車(フォールディングバイク)を利用し、ちょっと変則的な輪行をやってみたので、その記録を書いていきます。

 

当ブログを訪れてくれる皆様は、自転車を電車の中に持ち込む「輪行」に興味があったり、実際にやったことがあったりする人が多いかと思います。

ところで、輪行を計画するにあたって、こんな悩みや願望を抱いたことはないでしょうか?

「目的の駅へ電車1本で行けない乗り換えが面倒くさい

「複数ある目的地のうち、どうしても行きたいスポットが山の上にある。しかし登坂は辛そうだから、やりたくない

これを全て解決できるのが、“車載輪行”です。当記事では、車載輪行の魅力と、実際にやってみた様子を紹介いたします。

 

 

車載輪行とは?

定義(みたいなもの)

車載輪行とは、文字通り自動車(自家用車)に自転車を積み込む輪行のことです。車輪行ともいいます。だいたいの流れを書くと

「自転車を車載して出発 → 駐車場に車を停める → 車を置いて自転車で観光する → 駐車場へ戻る → 帰投」

といった感じです。

 

wikipediaによると、輪行とは公共交通機関だけを利用するものであり、自家用車の使用は輪行の定義から外れるみたいですが、そんなの我々にはどうでもいいことです。定義うんぬんを語っていても無益なので、気にしないようにしましょう...

 

折りたたみ自転車による車載輪行の魅力

前回の記事(下記参照)では、折りたたみ自転車による輪行について「気楽さ」が魅力だと書きましたが、その気楽さは車載輪行でも健在です。車載輪行は通常の輪行とはまたちがった気楽さがあります。列挙してゆくと、

・折りたたみ自転車ならトランクに収まるため、車外に固定する必要がない

・車種によっては折りたたまなくても車内に収まる

・車移動なので、面倒な電車乗り換えをパスできる

・坂の多い場所は無理して自転車で行かず、車で行ってしまえばいい

・雨が降ってきたとき、自転車移動から車移動に切り替えて観光を続行できる

・駐車場を選べる(自転車があるので、目的地から多少遠くても問題なし)

・自転車を車から降ろしたあとは、普通の輪行に移行することも可能

www.hineriman.work

メリットはいろいろありますが、自転車の天敵である上り坂と悪天候を、車で克服できるのが車載輪行の最大の魅力でしょう。特に折りたたみ自転車だと車への積み下ろしが楽なので、この魅力を最大限に生かせます。

また、自家用車で観光していて意外と面倒なのが駐車場の確保。有名観光地や主要駅の近くだと、満車だったりボッタクリじみた価格だったりすることが時々あります。ですが自転車なら1kmくらいの距離は誤差みたいなものなので、目的地から多少遠くても、安い駐車場を選べます

そして見逃してはならないのが最後の項目、普通の輪行に移行することも可能である点です。例えば「駐車場から目的地への往路は自転車、復路は電車またはバス」といった器用なことも、折りたたみ自転車ならば簡単にできてしまいます。それを実際にやった結果が以下になります。

 

実際にやってみた

今回は窪八幡神社(山梨市)を参拝してから、甲州市の寺社を巡る予定です。

窪八幡神社の最寄り駅は山梨市駅で、1時間100円の安めな駐車場が駅の近くにあったので、そこに停めました。それでは、ここから自転車での移動になります。

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当ブログでお馴染み(?)のDAHON K3。自宅から山梨市駅まで、この状態で車載輪行しました。14インチの小径車なので、折りたたまなくてもコンパクトカーの後部座席に収まってしまいます。とはいえ、ペダルとハンドルポストは折っておいたほうが積み下ろししやすいです。

 

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途中で寄り道を挟みつつ、目的としていた寺社を幾つかまわりました。(写真は窪八幡神社の境内社)

そして、この日の最後の目的地である山王権現(甲州市)を見おえたので、ここで帰投することにしました。車を停めた場所までの道のりを検索したところ、だいたい7kmくらいで、自転車なら苦もなく行ける距離です。

しかし、道中の坂が予想よりもきつかった上、やや飛ばし気味のペースで走ってきたので疲れがたまっていました。あと、さすがに7月にもなると曇天でも暑い... 車のところに戻っても、そこから自宅までは自分で運転しなくてはならないことを考えると、少しでも体力を温存すべく、復路は電車を使うことにしました。

この状況を見越していたわけではなかったのですが、せっかく駅の近くに車を停めたのだから、その立地の利便性を有効活用してやりましょう。

 

そういうわけで、現在地から10分足らずの距離にある塩山駅へ移動。なお、読みは“えんざん”です。くれぐれも“しおやま”と誤読しないように!

人目につかない作業場所を見つけたら、約40秒で自転車をたたみ、約20秒で袋に収納。一連の折りたたみ作業も、3か月間ほぼ毎週やっていた結果、60秒未満でできるようになってきました。この迅速さは、折りたたみでない普通の自転車には真似できないでしょう...!

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迅速な折りたたみ作業のおかげで、余裕をもって改札を通れました。ホームで写真を撮る余裕まであります。普段から駆け込み乗車ばかりの私にあるまじき余裕ぶり。

 

こうして何事もなく電車に乗り、塩山駅から2駅下った山梨市駅に到着。

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駅から駐車場までは、自転車に乗るまでもない距離なので、袋に入れたまま担いで移動。そして車のトランク(ハッチバック)にそのまま積み込み。

積み込むときは、急な加減速で倒れないように置きましょう。カーブを曲がる度に後ろで自転車がごとごとと音を立てるのは鬱陶しいですし、運転に集中できないですからね。

この状態で自宅(諏訪)まで高速道路を使って帰り、今回の観光は無事終了と相成りました。

 

実践のレポートは以上です。今回の観光は私にしては異様に計画的かつスマートでした。これといった失態がないと、記事として面白味がないですね。

それはともかく、折りたたみ自転車は「鉄道輪行だけでなく、車に積んでも面白い!」ということが分かっていただければ幸いです。折りたたみ自転車は、とにかく色々なシチュエーションに投入できる柔軟性が最大の魅力ですので、皆様も楽しい使いかたを探求していって下さい!

 

以上、折りたたみ自転車の“車載輪行”の魅力と、実際にやってみた所感でした。