今回は長野県諏訪市の八劔神社(やつるぎ-)について。
現地情報
所在地 | 〒392-0024長野県諏訪市小和田13-18(地図) |
アクセス | 上諏訪駅から徒歩15分 岡谷ICから車で25分 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 随時 |
入場料 | 無料 |
社務所 | あり(要予約) |
公式サイト | なし |
所要時間 | 10分程度 |
境内
境内入口
境内の入口。
案内板には諏訪市無形民俗文化財の“御渡り神事”(みわたりしんじ)の解説がありました。同じく諏訪市文化財の木製狛犬と角力人形(すもう-)、そして武田晴信(信玄)の書状についての解説もありましたが、こちらはいずれも非公開です。
手水舎と神楽殿。
神楽殿の側面には、上諏訪や高島城の古写真が展示されていました。
拝殿
拝殿は銅板葺の入母屋(平入)。正面は千鳥破風、向唐破風付き。
後述するように、この八劔神社は諏訪大社上社の摂社という位置づけです。とはいえ、立派な拝殿があるあたり、摂社としては破格なほどに厚遇されているように見えます。
向拝の軒下。金網で保護された彫刻は、立川専四郎富種の作。立川和四郎(2代目)の次男です。
拝殿を斜め後ろから見た図。
後方に切妻の屋根がのびており、屋根がT字状になっています。後方にのびた屋根は“御門屋”(みかどや)と呼ばれ、これは諏訪地域の神社拝殿でたまに見かける構造です。
本殿
拝殿の裏にまわると本殿が2つありますが、こちらは質素な造り。
6年に1度の御柱祭のたびに式年遷宮を行っているようで、解体した本殿はここから徒歩20分くらいの距離にある兒玉石神社に移築しているとのこと。
以上、八劔神社でした。
(訪問日2019/05/18)