今回は山梨県甲州市の景徳院(けいとくいん)について。
別名は田野寺。
景徳院は笹子峠(甲府盆地と大月の間にある峠)に程近い場所にあり、甲斐国を治めた大大名・武田氏が滅亡した地として知られています。
現地情報
所在地 | 〒409-1202山梨県甲州市大和町田野389(地図) |
アクセス | 甲斐大和駅から徒歩40分 勝沼ICから車で20分 |
駐車場 | 30台(無料) |
営業時間 | 随時 |
入場料 | 無料 |
寺務所 | あり(要予約) |
公式サイト | なし |
所要時間 | 20分程度 |
境内
こちらが景徳院の入口。
境内の近くを流れる日川(にっかわ)には“三日血川”(みっかちがわ)という物騒な別名があります。武田勝頼が絶望的な退却戦を続ける中、一騎当千の働きで追手を食い止めた忠臣の伝説が残されています。
山門(仁王門)。景徳院はたびたび火災に見舞われたようですが、この山門だけは焼失を免れていて、開基された安土桃山時代から残っているとのこと。
甲将殿。その裏には勝頼らの墓。中央が勝頼、左は子の勝信、右は継室の北条夫人。
当寺の院号「景徳院」は、武田勝頼の戒名です。
本堂は何度も焼失しているため、さほど古いものではありません。
本堂の向かって左側にある松の木は“旗竪松”(はたたてのまつ)と呼ばれていたはずなのですが、切り株だけが残されていました。
以上、景徳院でした。
(訪問日2019/04/27)