甲信寺社宝鑑

甲信地方の寺院・神社建築を語る雑記。

【茅野市】尖石縄文考古館

今回は長野県茅野市の尖石縄文考古館(とがりいし じょうもんこうこかん)について。

 

現地情報

所在地 〒391-0213長野県茅野市豊平4734-132(地図)
アクセス 茅野駅からバス乗車20分、尖石縄文考古館前バス停下車
諏訪ICから車で25分
駐車場 50台(無料)
営業時間 09:00-17:00(受付は16:30まで)
入場料 500円
公式サイト なし
所要時間 40分程度

 

館内

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尖石縄文考古館の玄関。館内は原則として写真撮影可能ですが、他の博物館から借りている資料などは撮影禁止の標識がついています。

 

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入館してすぐのところに、目玉である国宝「縄文のビーナス」と「仮面の女神」の展示室がありますが、そちらは後述。

 

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館内には縄文土器の見所や考察について解りやすく解説されています。

それに加え、尖石遺跡の発掘調査をほぼ独力で始め、尖石縄文考古館の初代館長を務めた宮坂英弌(みやさか ふさかず)氏の功績についてのパネルも展示されています。

 

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体験コーナー。有料の体験教室(土偶・土鈴作りなど)もありますが、こちらはセルフになっていて自由に遊べます。

 

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こちらが国宝の縄文のビーナス。1986年出土。

土偶というものは大抵はどこかしらが破損している(儀式などでわざと壊しているらしい)のですが、この縄文のビーナスは完全な状態で出土しており、とても貴重とのこと。

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背中側は意外にもプレーンな造形をしています。

 

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こちらは同じく国宝、仮面の女神。2000年出土。2014年に国宝に指定されました。

内部は中空になっており、右足が人為的に壊された状態で出土したとのこと。

胴体から腕にかけて筋状の模様がついていますが、これは服を表現したものでしょうか?

 

以上、尖石縄文考古館でした。

(訪問日2019/04/30)