今回は山梨県の鉄道駅内にある立ち食いそば屋(駅そば)巡りということで、甲府市の甲府駅の駅そばについて。
甲府駅は中央本線、身延線の駅で、2面5線の地上駅です。
これまで私にとって甲府駅は、東京へ行くときに特急で通過するだけの駅で、甲府に用があるときは常に車で来ていました。しかし寺社巡りに輪行を採用するようになってから甲府駅を利用する機会が何度かあり、その度に改札のすぐ近くにある駅そばが目に入って気になっていました。しかし無計画な性分ゆえ、毎回のように電車の時刻ぎりぎりに駆け込むので、そばを食べる余裕がなかったのです... 今回は機会に恵まれ、甲府駅で駅そばを食べることができたので内容をレポート致します。
甲府駅の駅そばは改札を通ったすぐ先、キオスクの隣にあります。店名は「いろり庵 きらく」。非常に目立つ場所にあるので見落とすことはないでしょう。
店の情報については以下。(2019/04/27時点での情報です)
・店名 いろり庵 きらく
・営業時間 07:00~21:00
・価格帯 ¥310~650(現金のみ)
備考
・改札内のみ。改札外からは利用不可。
・座席あり、というより立ち食い席がない
・冷たいそば、うどん有り
・トッピング、大盛り有り
・サイドメニュー多数
・酒類あり
メニュー一覧
食券はそば・うどん共通で、カウンターに券を見せると「そばとうどん、どちらにしますか」と訊かれます。両者とも茹で置きのようで、注文から数十秒で提供してもらえます。
メニューはいろいろあって目移りしてしまいます。長野県内では見かけないメニューも多数あり、今回は今まで巡った駅そば店には無かったコロッケそばを選択。¥410也。
先述の通り、麺は茹で置き。信州では茹でたて生麺の“特上”が当たり前ですが、それに慣れてしまうとどうしても茹で置きは風味に劣ります。決して駄目ではないのですが、長野県民としての矜持が「うまい」と言うことを許してくれません... そしてコロッケについてですが、こちらは具のほぼ全てがジャガイモでできており、決して上等なものとは言えません。しかも、揚げてから少し置いた感じで冷めかけており、衣のサクサク感は絶無です...
さて、ここまで辛辣なコメントを書き連ねてしまいましたが、今回注文したのはコロッケそば。コロッケそばには不思議な性質がありまして、下手に上等な麺とコロッケを使うよりも、ちょっと低品質なものを使ったほうが何故かおいしくなるのです。マイナス同士の乗算がプラスになるのと良く似ていますね! この謎現象は、実際にコロッケそばを食べたことのある人でないと解りません。一見いまいちな感じのするコロッケも、実はこれが最もそばとの相性に優れているのです!
結論:うまかった。
今回は勝沼から自転車で走ってきたのと、素晴らしい神社を見た直後だったのもあって、ちょっとテンションがどうかしていました。それを差し引いても、ここのコロッケそばはお勧めです。あと、個人的にコロッケそばというものは、そばよりもコロッケをメインに楽しむものだと思っています。
以上、甲府駅の駅そばでした。
(訪問日2019/04/27)