今回は、折りたたみ自転車DAHON K3(ダホン ケースリー)を購入したので、折りたたみ寸法と重量の実測値と、折りたたみのコツについて書いて行きます。
折りたたみ寸法と重量
カタログ値と実測値
まず、DAHON K3の公表されているカタログ値を掲載します。非常に小さくて軽いですね。
・650×590×280mm
・7.8kg(ペダル無し)
本当にカタログどおりなのか検証した結果が以下。
・700×650×300mm
・8.6kg(ペダルと反射板あり)
下記では、実測の様子とその詳細について書いて行きます。改造などで更なるコンパクト化を検討している方は参考になるかも。
折りたたみ寸法(実測値)
まずは長手方向。だいたい700mmくらいです。
ペダルのポジションを工夫して極力小さくなるようにしたのですが、写真左側にあるハンドルの端がちょっと突き出ていて、サイズを大きくする要因になっています。カタログ値650mmとのことですが、少々盛っている(削っている、というべき?)値ですね。やはりカタログ値を鵜呑みにするのは良くないです。
次に高さ。だいたい650mm。
カタログ値600mmとのことですが、サドルをポストごと取り外せばそのくらいの値になるかも。しかし実際問題、サドルポストを外すと折りたたみ時の自立が不安定になる上、チェーンリングが接地してしまって非常にまずいので、サドルをポストごと外すわけには行きません。
最後に厚み。だいたい300mm。
カタログ値280mmというのはペダル無しの値だと思いますが、そう考えればここはカタログ通りの値と言えます。とはいえ、折りたたみ方の上手下手によって厚みは若干変わってくるので、人目に付く場所で折りたたみ作業をすることになって焦っていると、いくらか厚くなってしまうでしょう。
重量(実測値)
カタログ値の重量は7.8kgとのことですが、これはペダル無しの値です。先述の寸法も実際よりも小さく見せた値が公表されていたあたり、やはり重量もカタログ値を鵜呑みにするわけには行きません。
そういうわけで、ペダルと反射板をつけた場合の重量を実測してみました。
K3を乗せられる体重計がなかったので、ちょっと工夫して測定します。
まず、上の写真は私の体重でございます。
そしてK3を持って体重計に乗ります。
私プラスK3がこの値なので、ここから私の体重を引けばK3の重さが出ます。犬や猫が体重計に乗ってくれないときに使う測定法ですね。
計算すると、67.3kg - 58.7kg = 8.6kg となりました。ペダルが意外と重いみたいです。
以上、DAHON K3の折りたたみ寸法と重量の実測でした。
折りたたみのコツ
先述したように折りたたみ寸法の厚みは、折りたたみ方の上手下手で変わってきます。何度か折りたたみを繰り返すうちに、薄くたたむためのコツが解ってきたのでここに書いていきます。
まずはペダルをたたみます。左ペダルのポジションは、左斜め下45度くらいにしておくと、最終的にきれいにたためるようになります。
次にサドルポストを、下端が接地するまで下ろします。下ろしたら、しっかりロックを掛けておきましょう。このサドルポスト下端は、最後に本体をたたむときの支点になってくれるので、折りたたみ作業を円滑に進めるために重要です。
また、畳んだあとの自立を安定させるためにも重要です。
そしてここが最重要事項。ブレーキが真下に来るようにし、しっかりとロックを掛けておきます。軽くロックしただけだと、ロック機構が前輪と後輪に干渉してしまい、きれいにたためません。
ハンドルポストを折る動作そのものは特に注意することはないです。ただし、誤解除防止用のリングを回転させ、本体フレームと干渉しないポジションまでずらして置くことを忘れずに。これをやるかどうかで折りたたみ寸法の厚みが大きく変わります。焦っていると見落としがちなので気をつけましょう。
最後に本体を2つ折りにします。先述のサドルポストが支点になって作業を楽にしてくれます。注意事項としては、ケーブルが干渉しているときは無理矢理たたもうとせず、ケーブルを逃がしてやってからたたむように。
これで折りたたみ作業は完了です。この記事を書いた時点で、練習と実践で合計20回くらい折りたたみ作業をやっていますが、作業時間はだいたい40~50秒くらいです。慣れてくればもう少し早くなるかも。
折りたたみ作業は、駐車場とか駅前の広場とか、人目のある場所でやることになると思うので、自宅での練習は必須です。うまく畳めない...というときは、大抵ハンドルかケーブルの干渉が原因なので、その辺を意識して練習すると良いでしょう。
以上、DAHON K3の折りたたみのコツでした。