今回は長野県の鉄道駅内にある立ち食いそば屋(駅そば)巡りということで、長野市の長野駅の駅そばについて。
長野駅は北陸新幹線、篠ノ井線、信越本線、飯山線、湯田中線、しなの鉄道線、長野電鉄線の駅で、ホームは新幹線が2面4線、在来線が3面5線の地上駅。長野電鉄線は2面3線の地下駅。
私は十数年ほど長野市に住んでいたことがあり、長野駅周辺はだいぶ自転車で走り回っていたのでこのあたりの土地勘には自信があるつもりなのですが、電車はほとんど利用したことがなかったので改札の先がどうなっているのか分からず、そば屋を探すのに少々手間取りました。
概要
長野駅の駅そばは改札の内外に多数あるようですが、今回は在来線が発着する3・4・5番線にある店に入りました。店名は「裾花郷」。長野の市街地の西側を流れる川の名前ですね。
エスカレータを下ったすぐ先にあり、店舗も目立つ造りになっているので見落とすことはまず無いでしょう。
店舗情報
(2019/04/16時点での情報です)
・店名 裾花郷
・営業時間 07:30~19:00
・価格帯 ¥300~750(現金のみ)
備考
・改札内のみ。改札外からは利用不可。
・座席なし
・冷たいそば、うどん有り
・トッピング、大盛り有り
・持ち帰り可(追加料金¥50)
・サイドメニューに鹿肉おやき有り
メニュー一覧
そばには通常(茹で置きと)のものと特上(生麺)のものがあります。特上は通常より¥60高く、提供まで3分ほどかかります。
レポート
メニューは特に奇をてらったようなものはなく、スタンダードな品ぞろえ。なぜか“ネギそば”は特上しかないみたいです。どれにしようか迷いましたが、手持ちの小銭をちょうど良く始末できる値段だったネギそばを選びました。¥410也。
麺は特上を選んだので適度な歯ごたえが楽しめます。つゆは関東風の醤油ベースの鰹出汁で、適度な濃さ。いわば信州の中心地とも言うべき場所のそばなので、“普通においしい”味です。なお、ここは善光寺の門前町・長野ですが、七味は“八幡屋磯五郎”ではないみたいです。
ちなみに、この店の壁は唱歌「故郷(ふるさと)」の歌い出しの“兎追いしかの山”にちなんで、兎の図案の2円切手で埋め尽くされています。一体いくらかかったのだろう...?
また、この店には椅子がありません。近くにベンチもないので立って食べるしかありません。しかしそれだとタイトルの“座って食べる”に反してしまいます。どうしようか悩んだ結果、手荷物の自転車を椅子の替わりにして凌ぎました。私の愛車のDAHON K3は折り畳むと丁度サドルが上に来て、しかも自立するので簡易的な腰掛けになってしまうのです!
愛車自慢はいいとして、狭い店内で自転車は確実に邪魔になるので、混みかけてきたのを見計らってつゆを残し、退散しました。
以上、長野駅の駅そばでした。
(訪問日2019/04/16)