世をひねる

甲信地方(山梨県と長野県)の寺院・神社建築を語る雑記。

【甲府市】酒折宮 ~連歌発祥の地~

今回は山梨県のマイナー観光地ということで、甲府市酒折宮(さかおりみや/さかおりのみや)について。

 

酒折宮は、連歌の発祥の地と言われています。

連歌とは、和歌の形式の1つで、上の句(五七五)と下の句(七七)を別の人が詠むものを言います。

室町時代以降、連歌は武士や文人の一般教養とされていたようですが、現代では俳句や短歌と比べるとかなり下火ですね。

 

私自身、連歌というものをよく知らないので、解説もそこそこにして観光記事に参りましょう。

 

酒折宮の最寄駅は酒折駅で、酒折駅から徒歩5分程度の距離です。

車で行く場合は、境内に駐車場(5台程度、無料)がありますが、道がちょっと狭いので注意です。

 

今回は、酒折駅から徒歩で行きました。

 

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鳥居。

踏切のむこうに境内が見えます。

 

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境内。

1枚の写真にほぼ全てが収まってしまうほどの、コンパクトな神社です。

 

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こちらが酒折宮の付近で詠まれたという連歌です。

この地を通りかかったとき、ヤマトタケルが「新治 筑波を過ぎて 幾夜か寝つる」と上の句を詠むと、その従者の翁が「かがなべて 夜には九夜 日には十日を」と下の句を詠んだのが連歌の起源とされているようです。

 

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社殿はシンプルかつ小ぢんまりとした神明造。

飾り気はないですが、それだけに小奇麗な印象です。

ちょうど何かの行事があるときだったようで、地域の人たちが社殿を出入りしていました。

 

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境内にはびっしりと文字が刻まれた石碑があり、こちらは本居宣長の文とのこと。

訳文を読んでみたけど私にはさっぱりわかりません...

 

連歌発祥の地ということで、本居宣長のほかにも酒折宮には多数の文人が来ていて、最近だと井伏鱒二もここを訪れたそうです。

 

以上、酒折宮でした。

(訪問日:2019/02/23)