世をひねる

甲信地方(山梨県と長野県)の寺院・神社建築を語る雑記。

【岡谷市】丸山タンク ~諏訪・岡谷の全盛期を偲ばせる産業遺産~

 

今回は私のホーム、長野県のマイナー観光地紹介を。

長野県の観光記事の記念すべき初回ということで、「丸山タンク(まるやま-)」について。

今回は割とガチなマイナー観光地、というか、そもとも観光地でさえないかも...

 

丸山タンクは岡谷駅から徒歩3分程度の距離にあります。

自動車で行くのなら、岡谷市営立体駐車場(5時間以内無料)か、岡谷駅南の駐車場(1日300円)を利用するのがいいでしょう。

 

 今回は岡谷駅から徒歩で訪れました。

丸山タンクは住宅街の真っ只中にあるので、訪問の際はくれぐれも近隣住民への配慮を忘れないように。

人の家の庭と勘違いしてしまいそうな場所を通り抜けると、下の画像のような階段があります。

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階段を登ると、煉瓦が環状に積まれています。

これが、丸山タンク(の跡)です。

 

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高さは1.5m、直径は5~6m程度でしょうか。

決して大きくはありませんが、渋い味わいのある雰囲気。

 

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せいいっぱい背伸びして撮った写真。

中にもう2周ほど環がありますが、こちらはコンクリートのようです。

 

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どういった用途なのかは解りませんが、窓みたいな開口部。

 

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本日のベストショット。

経年で黒ずんだ煉瓦が雲の白に映えます。

後ろに写っている高架橋は岡谷ジャンクションです。



往事(明治から大正)の諏訪地域は紡績業が全盛期で、その規模は富岡をも上回るほどだったようです。

あゝ野麦峠』も、飛騨から諏訪へ出稼ぎに出た女工さんの話です。

 

残念ながら現在の諏訪地域には、紡績業が全盛期を迎えた頃の面影はほとんど残っていません。

この点を考慮すると、丸山タンクは往事を偲ばせてくれる産業遺産として貴重といえるでしょう。



以上、岡谷市より、丸山タンクでした。

(訪問日2018/10/06)