世をひねる

甲信地方(山梨県と長野県)の寺院・神社建築を語る雑記。

【熱海市】伊豆山神社と走り湯 ~自由に入れる天然サウナ?~

伊豆の神社特集も当分はこれで最後、ということで、今回は伊豆山神社(いずさんじんじゃ)と走り湯(はしりゆ)について。

 

伊豆山神社は熱海の市街地を北に行ったところの斜面にある神社です。斜面にあるため、当然のことながら階段を登ることになります。階段は全部で800段以上あるようですが、参道の中腹まで自家用車で登って行くことができます。駐車場から登っていけば、本殿までの段数は170段くらいで済みます。

駐車場はちょっと解りづらい場所ですが、参道を横切る感じで入ります。広さは10~20台分くらい。参拝者は無料で使えます。

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こちらが階段を登った先の本殿です。軒下にある極彩色の豪華な彫刻が目を引きますが、丹塗りの柱や欄干も美しい。

 

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順番がおかしいかもしれないですが、手水(てみず/ちょうず)です。鮮やかな紅白に塗り分けられた竜が並んでいます。

手水の竜というとたいてい錆付いた銅のイメージなので、ちょっと風変わりに感じました。

 

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さすがにこれだけだと面白味に欠けるので、800段ある階段を下りきった先にある「走り湯」を目指してみようと思います。

階段は両側が石塀になっており、灯籠と桜の木が並んでいて良い雰囲気です。

花の季節に来たらもっと華やかなのでしょうね。

 

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階段の途中で見かけた梅の木。2月の上旬に行ったのですが、ほぼ満開。

暦の上では春とはいえ、やはり伊豆の春は早いですね。私の住む長野とは大ちがいです。

 

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そして階段を下りきり、海岸の近くまでくると「走り湯」がありました。

横穴からもくもくと湯気が湧き出ています。

 

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入り口には、こんな物々しい警告の看板が。

走り湯の中は視界が悪い上、湧き出るお湯は70度にも及ぶので、転倒したりお湯に転落したりすることがないよう気をつけましょう。入洞は事故責任で!

 

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入り口から中をのぞき込んだ図です。これより先はカメラが曇ってしまい、まともな写真が撮れませんでした。当然のことながら、眼鏡も一瞬で曇ります。私は裸眼視力0.1未満なので、眼鏡が使えないと薄暗い横穴の中ではほぼ視界ゼロです。

 走り湯の横穴は、入り口から5メートルほど奥まで入ることができ、最奥部ではごぼごぼと大きな音を立ててお湯が湧き出ているようでした。ですが、眼鏡が曇ってしまって良く見えない!

 轟音を立ててお湯が湧き出ており、横穴の中は冬でもかなり蒸し暑く、しかも視界が最悪なので、入ってみてちょっと怖いと感じました...

 私のような極度の近視の人はもちろんのこと、目が良い人でも見学はくれぐれも慎重に、事故のないようご注意ください。

 

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さて、走り湯まで降りてきてしまったので、また階段を登らなくてはなりません。

結局、800段以上ある階段を全て上り下りすることになってしまいました...

写真は、参道の階段の途中にあった、風情ある脇道です。

 ちなみに、走り湯の近くには駐車場があるので、階段の上り下りが嫌な人はそちらを利用して車で行くと良いでしょう。

 

以上、伊豆山神社と走り湯でした。

(訪問日2019/02/01)