甲信寺社宝鑑

甲信地方の寺院・神社建築を語る雑記。

長野県(北信)

【長野市】蚊里田八幡宮

今回は長野県長野市の蚊里田八幡宮(かりたはちまんぐう)について。 蚊里田八幡宮は長野市街北部の住宅地に鎮座しています。 鎌倉期からの歴史がある神社のようで、境内の中央には派手な彫刻で装飾された拝殿が立っています。本殿については覆い屋の内部にあ…

【長野市】善光寺

善光寺(ぜんこうじ)は長野市の中心部に位置する無宗派の寺院です。山号は定額山。 広大な境内には多数の伽藍や文化財があり、特に国宝の本堂は東日本最大級の木造建築とされ、国内有数の規模を誇る仏堂となっています。 ※当ページは善光寺についての概要と、…

【小川村】小川神社と武部八幡宮(小川八幡宮)

今回は長野県のマイナー観光地ということで、小川村の小川神社(おがわ-)と武部八幡宮(たけべはちまんぐう)について。

【小川村】高山寺 ~雄大なアルプスと対峙する三重塔~

今回は長野県の観光地ということで、小川村の高山寺(こうさんじ)について。 高山寺は小川村の中心地から少し山道を登った先の集落の中にあります。 伽藍は西にアルプス(飛騨山脈)を望む見晴らしの良い高台に鎮座しており、雄大な展望の中で北信唯一の三重塔…

【長野市】清水神社(真島) ~白木の本殿が美しい式内社~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、長野市真島(ましま)の清水神社(しみず-)について。 清水神社は、善光寺平を流れる犀川と千曲川に挟まれた地域(川中島)に鎮座しています。いかにも村の鎮守といったの感じの神社で、社殿もそれ相応ですが、適度に…

【千曲市】水上布奈山神社

今回は長野県千曲市の水上布奈山神社(みずかみふなやま-)について。 水上布奈山神社は、千曲市戸倉の市街地に鎮座しています。 創建は1603年で神社としては新しい部類ですが、諏訪の名工・柴宮長左衛門の手掛けた豪華絢爛な本殿(1789年建立)は国重文に指定さ…

【長野市】善光寺本堂の見どころを、たまには普通に語ってみる

今回は長野県の超メジャー観光地ということで、長野市の善光寺(ぜんこうじ)本堂について。 善光寺本堂については、前回、用語満載のガチガチな解説・考察を3記事にわたって行いました。 善光寺本堂は、何記事を費やしても語りつくせないほどの名建築ですが、…

【長野市】長田神社 ~長大な社叢にたたずむ由緒正しき神明宮~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、長野市の長田神社(ながた-)について。 長田神社は長野市の千曲川南岸の傾斜地にある集落の中に鎮座しています。 本殿は平成期の再建ですが創建は1089年とされ、伊勢の外宮に布などを献上したことから神宮領の御厨…

【長野市】善光寺七社(三鎮守+4社)を一日で制覇する ~後編~

今回は長野県の観光地ということで、善光寺七社(ぜんこうじ ななしゃ)について。 www.hineriman.work 前編では善光寺七社のうち、3社を巡りました。 今回は後編ということで残りの4社を巡っていきます。

【長野市】善光寺七社(三鎮守+4社)を一日で制覇する ~前編~

今回は長野県の観光地ということで、善光寺七社(ぜんこうじ ななしゃ)について。 長野市のシンボルと言えば、もちろん善光寺。長野はその門前町として発展し、千年近い昔から現在に至るまで、参拝者で賑わい続けています。 そんな寺町のイメージが根強い長野…

善光寺本堂を徹底解説 part3~歴史資料から「撞木造」の誕生年代に迫る~

今回も長野県長野市の善光寺本堂について。 前回(part2)は、善光寺本堂の撞木造の誕生の経緯を語りました。 今回はpart3ということで、歴史資料に残された再建工事と火災の記録や、絵巻物に描かれた本堂の姿を見つつ、撞木造が誕生した年代がいつなのかにつ…

善光寺本堂を徹底解説 part2~屋根と間取りから「撞木造」の成り立ちを考える~

今回も長野県長野市の善光寺本堂について。 前回(part1)は、善光寺本堂がいかに特異で個性的な建築であるかについて語りました。 今回はpart2ということで、間取り図を見ながら建物の外観と照らし合わせたり、類似の構造をもった寺院建築と比較したりしなが…

善光寺本堂を徹底解説 part1~善光寺はなぜ人々を惹きつけて止まないのか~

今回は長野県長野市の善光寺本堂(ぜんこうじ ほんどう)について。 ご存知、善光寺は長野県を代表する超メジャースポット。その魅力については先人たちが語りつくしており、私が口をはさむ隙は無いと思っていたのですが、意外にも建築的な魅力を詳細に語って…

【長野市】頤気神社(松代) ~境内社は善光寺リスペクト?~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、長野市松代(まつしろ)の頤気神社(いけ-)について。 頤気神社は長野ICのすぐ近くに鎮座しており、延喜式神名帳にも記載がある古社です。 本殿は至って普通の建築様式になっているのですが、境内には善光寺に影響を…

【長野市】祝神社 ~真田十万石の城下にたたずむレア物件「二間社」~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、長野市の祝神社(ほうり-)について。 祝神社は松代(まつしろ)の市街地の一角に鎮座しています。 本殿は二間社(にけんしゃ)というちょっとレアな様式で、いかにも城下町らしい堀と石垣の上に建っている様を楽しむこ…

【長野市】玉依比売命神社 ~T字型の拝殿 これがホントの「撞木造り」?!~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、長野市の玉依比売命神社(たまよりひめのみこと-)について。 玉依比売命神社は真田氏の城下町・松代の西端の山際に鎮座しています。 長野市というと、撞木造(しゅもくづくり)と呼ばれるT字形の棟を持った善光寺が著…

【千曲市】粟狭神社

今回は長野県千曲市の粟狭神社(あわさ-)について。 粟狭神社は国道18号沿線の住宅地に鎮座しています。 創建は不明。平安時代の『延喜式』に記載がある式内社で、その頃には確立されていたようです。その後の詳細な沿革は不明ですが、真田氏など代々の領主か…

【飯山市】小菅神社奥社

今回は長野県飯山市の小菅神社(こすげ-)について。 北信地方(長野県北部)というと、杉並木の参道で著名な戸隠神社奥社(とがくし-)や、飯縄山の飯縄大権現(いいづなだいごんげん:高尾山の本尊)は山岳信仰の対象として今でも衰えない人気があります。これらと…

【千曲市】雨宮の渡し公園と雨宮坐日吉神社

今回は長野県のマイナー観光地ということで、千曲市の雨宮の渡し公園(あめのみやのわたし)と雨宮坐日吉神社(あめのみやにいますひよし-)について。 前回に引き続き、今回も国道403号沿線のネタを紹介していきます。 雨宮は千曲市の北の端にあり、千曲川を挟…

【千曲市】須須岐水神社 他2件 屋代の小ネタ集

今回は長野県のマイナー観光地ということで、千曲市の屋代(やしろ)の小ネタについて。 屋代は千曲市の中心地で、国道18号線の屋代駅近辺は商業施設が充実しています。その一方で、松代方面へ向かう国道403号線はあまり商業施設がなく、住宅街の中を何度も曲…

【千曲市】姨捨駅と長楽寺 ~絶景として名高い月見の名所 “田毎の月”~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、千曲市の姨捨駅(おばすてえき)と長楽寺(ちょうらくじ)について。 姨捨山は長野盆地の西に位置する山地で、昔話(今昔物語集、更級日記など)の棄老伝説の場所として著名な場所です。他にも、多数の俳人たちが作品を…

【千曲市】武水別神社 前編(高良社など)

今回は長野県千曲市の武水別神社(たけみずわけ-)について。 武水別神社は千曲川東岸の市街地に鎮座しています。 別名は八幡宮(はちまんぐう)、あるいは八幡神社(やわた-)。 創建は、社伝によると第8代・孝元天皇の時代とのこと。史料での初見は866年で、後年…

長野県の国宝の一覧(全10件 2020年3月版) 解説リンクあり

長野県教育委員会によると、2020年3月時点での長野県の国宝は全部で10件あります。 2014年に「仮面の女神」が、2019年に「旧開智学校」が国宝に登録され、全10件となりました。内訳は、建造物6件、工芸品1件、絵画1件、考古資料2件です。 ・参考(外部リンク)…

【長野市】湯福神社

今回は長野県長野市の湯福神社(ゆぶく-)について。 湯福神社は善光寺の裏手にある住宅地に鎮座しています。 善光寺七社の1社。また、妻科神社、武井神社とともに善光寺三鎮守に数えられます。 創建は不明。1847年(弘化四年)の善光寺地震で社殿が被害を受け、…

【長野市】小ネタ 権堂商店街周辺の寺社

今回は長野県のマイナー観光地ということで、1記事分のボリュームにはならない小ネタの寺社を幾つか紹介していきます。 権堂町は長野駅と善光寺の中間あたりにある市街地で、特に歩行者天国の権堂アーケード(権堂商店街)はレトロな映画館やレコード店が現存…

【長野市】善光寺裏案内 ~ガイドに載らない小ネタ特集~

今回は長野県の超メジャー観光地である善光寺を紹介いたします。 とはいえ普通の解説はすでに先人たちによって語り尽くされているので、当記事では観光ガイドで語られない裏の小ネタを、長野市で生まれ育った私が語っていきます。 交差点に隠された鳩 釈迦堂…