世をひねる

甲信地方(山梨県と長野県)の寺院・神社建築を語る雑記。

長野県(南信)

【諏訪市】足長神社 ~幕末の豪華な拝殿と、江戸中期の質素な本殿~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、諏訪市の足長神社(あしなが-)について。 足長神社は諏訪市南東部の斜面に鎮座しています。 社殿はこの地域の神社のご多分に漏れず豪華な彫刻で満たされていますが、本殿についてはシンプルな外観をしており、諏訪…

【茅野市】達屋酢蔵神社 ほか2件 ~ちの横内の小ネタ特集~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、茅野市ちの横内(ちのよこうち)の小ネタについて。

【茅野市】三輪神社ほか2件 ~三国志が彫られた本殿~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、茅野市の三輪神社(みわ-)とその近辺の神社について。 三輪神社は茅野市の市街地の国道20号沿いに鎮座しています。 境内は非常に小規模ではありますが、大隅流の彫刻に満たされた本殿を見ることができます。

【茅野市】田沢稲荷社 ~諏訪に染まりきったお稲荷さん~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、茅野市の田沢稲荷神社(たざわいなり-)について。 田沢稲荷神社は茅野市郊外の集落の中に鎮座しています。 境内には随神門があったり諏訪造の拝殿があったりと、村の産土神にしては豪華で近辺の他社とは一風変わっ…

【茅野市】白岩観音堂(惣持院) ~天下の名工・立川和四郎のデビュー作~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、茅野市の惣持院(そうじいん)にある白岩観音堂(しろいわかんのんどう)について。 惣持院は茅野の中心市街地に鎮座しています。 寺院としての規模はさほど大きくはないですが、境内では初代和四郎こと立川和四郎富…

【茅野市】瀬神社(米沢) ~地域色豊かな大隅流の社殿~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、茅野市米沢(よねざわ)の瀬神社(せ-)について。 瀬神社はビーナスライン沿線に位置する集落の中に鎮座しています。 村の産土神ではありますが、本殿は大隅流の宮大工による彫刻が多数配置された豪華なものになって…

【岡谷市】賀茂神社 ほか ~岡谷市北部の小ネタ集~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、岡谷市北部の小ネタについて。

【岡谷市】十五社神社(間下) ~狭すぎ&深すぎな境内入口~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、岡谷市間下(ました)の十五社神社(じゅうごしゃ-)について。 十五社神社(間下)は、岡谷ICから岡谷駅に向かう県道沿いの目立たない場所に鎮座しています。 諏訪大社の系統であり、近辺には同名の神社が複数あります…

【下諏訪町】諏訪大社下社 秋宮・春宮

諏訪大社下社(すわたいしゃ しもしゃ)は下諏訪町の中心部に位置する神社です。 諏訪大社は全国に25,000件あるとされる諏訪神社の総本社であり、下社の境内である秋宮(あきみや)・春宮(はるみや)では江戸期の豪壮な社殿が国指定重要文化財に指定されています。…

【岡谷市】駒沢諏訪社 ~裏口が正門? 正面から入れない神社~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、岡谷市の駒沢諏訪社(こまざわすわしゃ)について。 駒沢諏訪社は岡谷市街から辰野へ向かう国道に面した集落の中に鎮座しています。 境内はちょっと風変わりな構成をしていますが本殿は標準的な流造で、覆い屋の窓…

【下諏訪町】武居恵比須社 ほか ~下諏訪東部の小ネタ特集~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、下諏訪町の武居恵比須社(たけいえびすしゃ)などの小ネタについて。 武居恵比須社と若宮神社(わかみや-)は、諏訪大社下社秋宮の裏手に鎮座しています。両者とも小規模な社殿があるだけですが、とくに武居恵比須社…

【下諏訪町】熊野神社(社) ~春宮の系譜 大隅流の本殿~

今回は長野県の観光地ということで、下諏訪町社(やしろ)の熊野神社(くまの-)について。 熊野神社は諏訪大社の下社春宮から西へ1kmほど離れた住宅街の山際に鎮座しています。 本殿は春宮を造営したことで知られる柴宮長左衛門の手によるもので、派手な彫刻で…

【駒ヶ根市】光前寺 ~伊那谷で唯一の三重塔が立つ信州屈指の名刹~

今回は長野県のメジャー観光地ということで、駒ケ根市の光前寺(こうぜんじ)について。 光前寺は駒ケ根市の山際、中央アルプスのふもとに鎮座しており、春は桜、秋は紅葉の名所として知られています。また、霊犬・早太郎による猿神退治の伝説でも知られていま…

【駒ヶ根市】大御食神社 ~立川流の弟子たちが手掛けた精緻な三間社~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、駒ケ根市の大御食神社(おおみけ-)について。 大御食神社は駒ケ根市の郊外の住宅街に鎮座しており、広大な境内はうっそうと茂る社叢に覆われています。 社名はヤマトタケル(日本武尊)がここで饗応を受けたことに由…

【飯田市】諏訪神社(下黒田) ~人形浄瑠璃の影に隠れた本殿~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、飯田市の諏訪神社(下黒田)について。 諏訪神社(下黒田)は飯田市の市街地に鎮座しています。ウェブで検索してみても国指定無形文化財である「黒田人形浄瑠璃」の話題が大半ですが、当記事ではいつものように社殿の…

【高森町】瑠璃寺と日吉神社 ~ピンピンコロリ発祥の地と五間社入母屋~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、高森町の瑠璃寺(るりじ)と日吉神社(ひよし?-)について。 瑠璃寺と日吉神社は高森町の中心部から離れた集落に鎮座しています。桜の名所として知られていますが、境内は伽藍や社殿などの見どころが多数あり、桜が咲…

【箕輪町】長岡神社 ~立川和四郎の手掛けた二間社~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、箕輪町の長岡神社(ながおか-)について。 長岡神社は箕輪町の山際の高台の集落に鎮座しています。本殿は諏訪の立川流の棟梁・立川和四郎(初代)による造営なのですが、神社建築として珍しい部類に入る“二間社”という…

【伊那市】仲仙寺(羽広観音) ~馬の安全を祈願する古刹~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、伊那市の仲仙寺(ちゅうせんじ) 羽広観音(はびろかんのん)について。 仲仙寺は伊那市の北西の山裾に鎮座しており、別名を羽広観音といい、平安時代の開基と伝えられています。本尊の十一面観音は、馬の守り神とし…

【辰野町】三輪神社 ~神楽殿は拝殿の裏~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、辰野町の三輪神社(みわ-)について。 三輪神社は辰野駅のすぐ近くの線路沿いに鎮座しています。本殿は覆いがかけられていて見づらいですが、本殿のほかの社殿や社叢は立派な上、独特な社殿配置をしていて、それな…

【飯田市】大宮諏訪神社 ~信州では希少な権現造“風”の本殿~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、大宮諏訪神社(おおみやすわ-)について。 大宮諏訪神社は飯田の中心市街地の北に鎮座し、同市内では鳩ヶ嶺八幡宮に並ぶ規模の境内を有しています。境内の入口は幹線道路が交差するT字路の突き当りで、非常に目立つ…

【飯田市】鳩ヶ嶺八幡宮 ~伊那谷の八幡神社の代表格~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、飯田市の鳩ヶ嶺八幡宮(はとがみねはちまんぐう)について。 鳩ヶ嶺八幡宮は飯田市の市街地に鎮座しており、伊那八幡駅というそのものズバリな駅から徒歩5分の好立地にあります。この駅名からも解るように、鳩ヶ嶺…

【岡谷市】十五社神社(本町) ~神明造風な角柱の本殿~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、岡谷市本町(ほんちょう)の十五社神社(じゅうごしゃ-)について。 十五社神社(本町)は岡谷駅を出てすぐの場所に鎮座しています。 本殿は標準的な流造(ながれづくり)となっているのですが、普通の流造にはあまり見ら…

【岡谷市】金山神社(山手町) ~御牧の跡地に立つ拝殿のない神社~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、岡谷市山手町(やまてちょう)の金山神社(かなやま-)について。 金山神社(山手町)は岡谷市の市街地の北側の斜面に鎮座しています。社殿はあまり大きくないものの、精緻な彫刻の施された本殿を、手が届くほどの距離…

【辰野町】荒神社と祖霊社 ~流造と神明造のハイブリッド?~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、辰野町の荒神社(こう-)と祖霊社(それいしゃ)について。 辰野町の市街地から少し南に行った荒神山(こうじんさん)という場所は、山が丸ごと公園になったかのような非常に広い公園があります。荒神社と祖霊社は、そ…

【岡谷市】洩矢神社と藤島神社 ~川向かいに対峙する2つの“聖地”~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、岡谷市の洩矢神社(もりや-)と藤島神社(ふじしま-)について。 諏訪大社の祭神・タケミナカタというと、タケミカヅチとの力比べに敗れて諏訪に封じられた“国譲り”の伝説が有名です。しかし、タケミナカタにはそれと…

【岡谷市】十五社神社(今井) ~常識破りの“くぐり舞屋”~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、岡谷市今井(いまい)の十五社神社(じゅうごしゃ-)について。 十五社神社は岡谷ICから諏訪湖へ向かう途中、住宅街の中にある丘のような社叢の中に鎮座しています。本殿は規模も造りも標準的なものですが、舞屋が風…

【諏訪市】北斗神社 ~天空へ突抜ける縦長の境内~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、諏訪市の北斗神社(ほくと-)について。 北斗神社は諏訪大社上社本宮から徒歩5分足らずの距離にあります。 社殿そのものは極めて小規模なのですが、なんといっても境内の様子が尋常ではありません。おそらく、上社…

【下諏訪町】御作田神社 ~わずか1ヶ月で穂をつける早稲~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、下諏訪町の御作田神社(みさくだ-)について。 御作田神社(御作田社)は下社春宮と秋宮の中間、旧中山道の道沿いに鎮座しています。諏訪大社は上社・下社ともに、境内から距離のある場所に摂社末社がぽつんと建ってい…

【下諏訪町】諏訪大社下社秋宮の境内社と「いいなり地蔵」 ~なんでも叶えてくれるけど...?~

今回は諏訪大社下社秋宮の境内にある摂社末社と、その近くにある「いいなり地蔵(言成地蔵尊)」について。 下社秋宮と対になる春宮の裏にある「万治の石仏」については以前の記事で書きましたが、秋宮の裏にもちょっとした謂われのある石仏があり、その名を「…

【富士見町】乙事諏訪神社 ~ミニマムな諏訪造の社殿に秘められた歴史~

今回は長野県のマイナー観光地ということで、富士見町の乙事諏訪神社(おっことすわ-)について。 この神社は文字通り諏訪大社の系統で、ここから30分くらいの距離にある諏訪大社上社本宮と似た構造をした、いわゆる諏訪造(すわづくり)の社殿を見られます。 社…