甲信寺社宝鑑

甲信地方の寺院・神社建築を語る雑記。

【栗東市】大宝神社

今回は滋賀県栗東市の大宝神社(だいほう-)について。 大宝神社は栗東市の市街地に鎮座しています。 創建は社伝によると701年(大宝元年)で、疫病を鎮める神として崇敬されたようです。室町期には足利将軍家や佐々木氏の寄進を受けたようですが、安土桃山期に…

【野洲市】稲荷神社(小篠原)

今回は滋賀県野洲市小篠原(こしのはら)の稲荷神社(いなり-)について。 稲荷神社は国道8号沿いの住宅地に鎮座しています。 創建は不明。社伝によれば948年(天暦二年)、伏見稲荷大社から福林寺という寺院に勧請されたのが始まりとのこと。福林寺は衰亡しました…

【野洲市】生和神社

今回は滋賀県野洲市の生和神社(いくわ-)について。 生和神社は市東部の住宅地に鎮座しています。 創建は不明。社伝によれば、1009年(寛弘六年)に領主となった藤原忠重(藤原鎌足の孫にあたる)が当地を開拓して大蛇を退治し、その後生和大明神として祀られるよ…

【野洲市】御上神社

今回は滋賀県野洲市の御上神社(みかみ-)について。 御上神社は国道8号沿線の三上地区に鎮座しています。 創建は孝霊天皇(7代天皇)の時代とされ、近隣にある三上山を神体として祀ったのが始まりとされています。平安期には藤原不比等によって現在地に社殿が建…

【野洲市】大笹原神社

今回は滋賀県野洲市の大笹原神社(おおささはら-)について。 大笹原神社は市東部の山際に鎮座しています。 創建は社伝によれば986年(寛和2年)。1414年に岩倉城主・馬淵定信によって社殿が再建され、これが現在の社殿となっています。 本殿は国宝に指定されてい…