甲信寺社宝鑑

甲信地方の寺院・神社建築を語る雑記。

【豊田市】足助八幡宮

今回は愛知県豊田市の足助八幡宮(あすけはちまんぐう)について。 足助八幡宮は豊田市北部の国道153号沿いに鎮座しています。 創建は西暦673年とされる古社であり、香嵐渓や重要伝統的建造物郡(重伝建)の「足助の町並み」などの名所と隣接しています。本殿は…

【根羽村】八柱神社

今回は長野県根羽村の八柱神社(やはしら-)について。 八柱神社は国道153号沿線の山林に鎮座しています。 本殿は簡素な神明造でとくに目立った意匠はありませんが、そのかわりなのか境内や拝殿の構成が少し変わっていて、独特な雰囲気になっています。 現地情…

【大月市】諏訪神社(真木)

今回は山梨県大月市真木(まぎ)の諏訪神社(すわ-)について。 諏訪神社(真木)は大月市西部の集落の国道沿いに鎮座しています。 本殿はこの地域でよくある派手好みな入母屋で、全体がびっしりと彫刻で埋め尽くされています。また、案内板の解説が非常に充実して…

【中央市】八幡穂見神社

今回は山梨県中央市の八幡穂見神社(はちまんほみ-)について。 八幡穂見神社は布施地区の住宅地に鎮座しています。 創建は不明。『延喜式』に記載された「穂見神社」に比定される論社のひとつ。『甲斐国志』(1814年編纂)によると仁安元年(1166年)の造営の棟札…

【昭和町】義清神社

今回は山梨県昭和町の義清神社(よしきよ-)について。 義清神社は昭和町の中心市街の住宅地に鎮座しています。 境内は平安期の甲斐源氏の拠点があった場所とされ、源義清(みなもとのよしきよ)が祀られています。本殿はおそらく江戸期のもので造りや規模は平凡…